それはまるで毛布のなかの両の手みたいで/中田満帆
足立らどみ
さんのコメント
単調な日常と主人公の崩れていくこころが、匂いや音まで
描き出される筆致はますます冴えわたり心に迫ってきます。
全体的にも、虚無と執着、孤独が渦巻く中でふと差すかの
女への淡い希望が胸に残り、読後にじんと来る余韻が強い
作品で、創作ネットサイトではない何処かに投稿しました?
文字の本質を理解した上での批評もできそうで、素敵です。甘露寺蜜璃