初入道/本田憲嵩
菊西 夕座さんのコメント
タイヤ交換まで歌にするというのは、強制を自主性に履き替えていくということで、ヘラクレス的な力強い生命力を感じます。

「ヘラクレスの選択といえば、あえて苦難の道を歩んで行くこと」だそうですが、車屋に任せず、あえて自らがちからいっぱいボルトを締めていくことで、「立夏のひたい」を獲得していく。この燃え滾る前触れの「ひたい」こそ、神々の栄光と繁栄を暗示しております。

さらに「ひたい」だけでなく、タイヤ交換かれた「しゃたい」もまた、夏にむかって駆動する準備万端、ぴかぴかに磨かれたことはいうまでもありません。