僕の部屋には僕と同じ歳くらいの蚊が棲み着いていて、そのときは僕も動作が素早かったので、ピシャリ！と彼の一家を見かければ叩きつぶしていたんだよ。それから月日も流れ、いまでは僕が気づかないうちに頬を刺されてしまう。血をたっぷりと供給してもらえる彼は僕の部屋で悠々自適の暮らしなのだ。でも、外の景色はずいぶん変わったよね。お互いに歳を取ったんだね。
たいした社会貢献はできないけど、この詩は面白かったです。