ゆりかごは揺れて/朧月夜朧月夜さんのコメント
貴重なポイントをありがとうございます。
>森田拓也様
童話的と言いますか、一見現実にありそうに淡々と描いたポエムではあるのですけれど、そうでもなくて。実際、これは何人かの方との競作で(共作ではありません)、その流れで書いたものなのですが(確か、このタイトルで書いて、と言われたかな?)何か、生きるとか死ぬとか、そういう本質だけで書こうとしたのかも、と思い出しました。そこに<詩想>しか表れていない(余計な<ガジェット>がない)ことは、わたしにとっては少し不満でもあり、悲しくもあるのかな、と感じています。キリスト教的に、亡き児は天国で幸せかもしれない、と思えれば悲しくない詩にもなるのかもしれませんが……そのへんは、少し甘かったですし日本的ではなかったかな、とも思います。。。丁寧なコメントをありがとうございます。
>ひだかたけし様
いえ、違いますね。森田さんへのコメントにも書きましたように、本来はポエムであるべきところを(そのころはすでに詩ではなくてポエムを中心に書いていた)詩的な作品になってしまった失敗作かと思います。中原中也などの影響も顕著、かな。今日は資料を読み返してみる気になれず、どうだろう、とも思うのですが。もう少し世俗的であり、もう少し個人的であるということが理想かなと思います。そうでなかった場合には、単なるミニマリズムの詩ということになるのでしょうね。
>這 いずる様
なるほど、そんな感じに感じられましたか。赤ん坊が天に行ったなどと書きつつ、わたしは天国などないと思うこともあって、ですから、神がいたとしてもきっと無慈悲の神になるように思うのです。最初の「揺れて」は母親の手によって、その後の「揺れて」は風に揺られて、あるいは幻想として、と思うとわたし的にはしっくり来るかなという感じです。