第49回城戸賞二次選考通過作品シナリオ【銀木犀の樹の上で】改編稿②/平瀬たかのり
たまさんのコメント
拝読しました。

平瀬さん得意の学園ドラマですね。昭和62年の舞台設定ですが、私が35歳の年です。何故62年なのかなって、記憶を辿ってみてもなにも思いあたりません。
平瀬さんの青春時代なのでしょうか。
私の大衆演劇の古い記憶は10歳の頃です。昭和30年代の最盛期でしょうか。
何故62年なのか。62年でなければならない理由が、この脚本ではわかりません。それと62年に「筒井康隆全集」って記憶にありません。

二次選考を通過したこの作品はそれなりの評価を得ていると思いますが、どうしてもこれを描かなければいけない理由が、私(読者)には届きません。
もし、この作品が平瀬さんの「自伝的作品」であれば別の話しですが。

大衆演劇と学園ドラマ、このふたつを結びつけた発想はすごいと思いますが、あまりにも無理があったのではないでしょうか。
作り過ぎています・・・作為が見えすぎなのです。
映画の脚本なのですから、もっとボンヤリしててもいいと思います。映画を見終えたあとで、じんわりと私に届くものを描いてください。

それと登場人物が多すぎます。登場人物5人以下の脚本を一度書いてみてください。
どこにも作為が見当たらない、そんな作品を描いてください。