櫻/原田たけし
朧月夜さんのコメント
もう少しレトリックに気を遣ってください、というのは原田さんにとっては余計なお世話でしょう。わたしも床屋政談のように無用な意見と感じます。……ところで、わたしは桜の見ごろよりも、秋に紅葉して散る桜が好きです。人の思い込みによるのではない、慣習によるのではない、美しさの発見がこの詩にはあると思います。「文学という虚構」を排除するのであれば、「人柄」でしょうか。とくに、タイトルおよび文中に「櫻」という旧字を使ったことは、読み手に「目を覚ませ」という印象を与えているように思います。