迎える春に/ひだかたけし
朧月夜
さんのコメント
このごろ、「空行」が生きていますね。五行歌からの変形でしょうか。わたしはそこに「言い得ないもの」の表現を見るのです。沈黙して初めて、詩人は詩人たり得る。しかし、詩人であるためには何かを書かなくてはいけない。……「余白を読め」というのは、今の時代にあっては安易すぎるでしょう。そうした表現は今では小学生でもします。仕方なく表れた、切迫して現れた、文字通り必死の、「空行」の表現、「沈黙」の表現に、ひだかさんの進化を見たいと思うのです。