卒業/soft_machineアラガイsさんのコメント
上記に置かれた「ソフィア」この青いソフィアなんかも同じ印象なのですが、悲壮感漂う哀しい場面を見たりすれば、他人事でもつい目頭は熱くなります。ひきづられもらい泣きしたりもする。ある程度年齢が高くなればこれはもうしょっちゅうです。 実は情緒を意識して詩を書くことはそれほど難しい所作ではない、ということは既におわかりでしょう。言葉に置かれるだけならばです。やわらかくそれとなく悲哀感を意識して言葉に紡ぎ出せばいいのです。書かれた場面でいえば中学生以上の卒業式でしょうね。学習するブラウン運動なんて物理現象が置かれている。ではこの詩文に何故ブラウン運動なのでしょう。紐解くのはその前段にある~冷たく終わったものが、ほんとうは何だったのか~このことだと思われます。 教室の中に残してきた様々な思い。学友とのふれ合い、そして胸ときめいた恋心も。それらが散乱する記憶。でもこれが何なのか作者にもわからない。その応答のしようもないブラウン運動の解釈は、読み手には当然わからない。ここですね。表現されるべき一番大切な部分が抜け落ちている。わたしにはそう思われて読めてくるのです。
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---2023/03/30 16:56追記---