恋/たもつ
アラガイsさんのコメント

不可思議な入りですよね。これはよくよくみつめてみないとやり過ごしてしまいます。しかしこの文章から何故「恋」なのだろうか?と作者の思いを共有するように考えてみますれば、解釈もできる。声を触っているうちに 忽然とある日ひと(人)だった。~恋をしていたのだと思う。この換喩(隠喩)に置かれた意味合いは深く後の文章に関係性をもたせています。~恋をしていたのだと思う。これは景色を眺めているうちに、ふとわき上がる、一瞬の閃きと戸惑いを感じて過去が甦る様ですね。つまりその時の思い(相手との恋)そのすれ違いの理由は自分の思い違いだったのか、それとも…  その一瞬を切り取って描いた詩でしょう。
私なりにこの不可思議な冒頭部分を嗜んでみました、が、巧みです。作者は力量もあるベテランな方だけに、このような短い文面でも一筋縄ではいかない。笑。


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---2023/03/25 02:27追記---