十三夜月のくるぶし/即興ゴルコンダ(仮)投稿/こうだたけみこうだたけみさんのコメント
お題はwillさんより。
即興ゴルコンダ(仮)
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るるりらさんありがとうございます。
たしかに、なんのことやらさっぱりですよね。
見てくださるかわからないけれど、少し書いてみます。
サミュエル・ベケットの『ゴドーを待ちながら』は、
演劇の世界では、不条理劇の代表といってもいいくらい有名な戯曲です。
二人の道化的な男がゴドーというなぞの人物をただひたすら待つ話で、
なぜ待つのか、本当に来るのか、二人の会話も他の登場人物の発言も意味不明。
「わからない」という現象がそこにそのまま置かれているような芝居です。
映画「柄本家のゴドー」では、長男・佑と次男・時生がこの芝居に挑戦します。
どうやら二度目の挑戦のようですが、今回は、演出に父・明を迎えて。
私は、芝居を観るのも出るのも好きなのですが、この映画を観ていたら、
演劇の何に惹かれるのか、に気づかされました。
私はどうやら、「演出家に演出をつけられて役者の演技の質が一気に上がる瞬間」が
とてもとても好きみたいです。たった一言で化けるんですよ。奇跡みたいに。
靴を脱げないエストラゴンと場面転換に使われた月がお題に引っかかったので、
今回はこのような投稿作になりました。