夢でした/印あかり
石村さんのコメント
ああ、いい詩だなあ、と、いくつもある素晴らしい行それぞれにため息をつきながら読み終えましたが、一行だけ「嘘」を感じました。(どの行なのかは敢えて記しません。)
それは作者個人にとって紛れもない「ほんとう」の言葉なのかもしれませんが、ここに存在する詩の真実にそぐわない。である以上はほんとうの言葉ではないのです。
現実という「嘘」を突き破って達した真実にこそ、私たちは単なる美や思想を超えた「詩」を感じる。ここにある詩行にはそういう意味での真実が溢れています。それだけに上記の「一行」には明らかな異物感を覚えました。
言わずもがなの勝手で無礼な感想なのですが、作者の一ファンとしてこれはどうしてもお伝えしておきたいと思い、一筆啓上致します。