気が狂っても望む死/塚本一期
ツノルさんのコメント
死に方にこだわるというのは結局死を怖れているからに他ならないのでしょう。
死にたい、とあなたは医師に嘆願し薬を求めます。
まだ生きれると判断した医師は、あなたに安楽死の薬を差し出すのを躊躇うでしょう。そしてなんとか生きる力を甦らせて欲しいと説得を試みる。
あなたは医師のそのひとつひとつの言葉に小さな生きる希望を取り戻すのです。
窓の外を眺めれば青い空と浮かぶ白い雲の下にコスモスが揺れている。
そうして、またひとりの詩人が生まれるのです。
---2017/01/09 21:56追記---

---2017/01/09 22:00追記---