夜更けの紙相撲 夏の墓/そらの珊瑚
るるりらさんのコメント
わたしも この夏、映画【鳥】をDVDを借りてきて観ました。
わたしの母は、この映画のせいで、大の鳥嫌いです。
あんなに人を嫌いにさせた映画を観てやろうと思ったのです。
英画の冒頭は ラブコメかと思いました。鳥専門のペットショップで 
妹のプレゼントに
【ラブバード】という名前の鳥を買いにきたけれど、その鳥は店になかった。
後日 女はの【ラブバード】というこてこてな名前の鳥を、購入し
男の住む島に女が鳥かごを持って訪問するところから映画は
始まっていました。

パンドラって もともとは ギリシア神話にでてくる女性の名前らしいですね。
パンドラという女性は、美しき厄いとして 生まれてきた。
結婚なんてするなと云われてきたが とても綺麗な人だし結婚する。
だが、彼女は やっぱり禁断の匣を開けてしまう。
すると人間が背負うことになるありとある禍悪があらわれて出てきて、
最後に希望だけが残る。
と、いうお話がもともとの話だったらしいです。

英画【鳥】も、最後に希望がありました。
被害にあっている島の人のなかには、
鳥たちが暴挙をはじめたのは、
ヒロインの女が島に来たせいだという者もいたし
女が島につれてきた、【ラブバード】だって鳥なんだから
殺しちゃえっていう男の家族の意見もあったのだけど
冷静に鳥たちの習性を観察することで、打開策をみつけて
鳥にあんなに酷い目にあったにもかかわらす 自分たちのきっかけになった
鳥である【ラブバード】も大切に  主人公は小脇に抱えて  しずかに舟に乗り、
危険な島を脱出する。というお話だったです。
ヒッチコックは 自然がもたらす患難というものは、
よく観察すると打開策があるものだと示唆させたのかも しれないです。

災害に出会うことは 患難ですが、
よく観察することが 大切だと思いました。