帰ろうという意志さえあれば 彼には道がわかるはず/Lucy
夏美かをるさんのコメント
またまた “どっかん!!” とても好きです、この詩。
4連目で終わっていても、素敵な詩として充分読みごたえがあったと思います。ですが、5連目からの展開が、とても意外で、作品として、どんどん深くなっていったと思います。ラストで“僕”の正体があかされることによって、どうして“僕”の口調が妙に冷めているのか、どうしてどことなくアイロニーを含んでいるのか、ということが初めて納得できる、という構成もお見事でした。