これ「軽口」ね。タイトルと重ねて読めば発想とかさ、凄いし。いろいろおもしろく、そう、おもしろ風なんだけど。僕には不満足感が残ってしまいます。
とりあえずさ、冒頭の入りから終わりの（ノートを最後まできれいな字で書き終えたことがないように、きれいな終わりなんて…）これがキラーフレーズになって、その間変な会話のやりとりがコントのように暴発していくんだけど、（街がそうように生きてきたから。これからもそうする。ぐるぐる回る。ひとつの〜）過不足ない錯覚。
書かれてある事柄がみんな一定の方向へ向かってるんだよね。一応創作に対する自虐的な内容には読みとれるんだけど、これだけの描写じゃあたまに画面は浮かびにくいから、何を書かれても（言われても）筆者の饒舌さだけが印象的に残ってしまう。え？だから軽口さ。って言われてもね。