何一つ好きにはなれない/ただのみきや
Lucy
さんのコメント
一行一行が、切なく胸に響いてくるのは、
単なるセンチメンタルなペシミズムにとどまらない、
確かな歴史認識と、鋭い批評眼の裏付けがあるから。
言葉のひとつひとつに重みと、優しさ(何一つ好きになれないと言っていながら)が込められていて、
そのある意味矛盾ともとれる質感が作品に深みと魅力をもたらしているのではないか…と感じました。
何度も繰り返し読みたい詩です。
---2013/08/10 14:54追記---