のこのこ/藤鈴呼
乾 加津也さんのコメント
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後でコメントを書かせていただきます。^_^
---2013/08/05 21:27追記---
必死さは心に届きやすい。
人も、生まれる前のほうが、もっと必死だったかもしれない。
羽化前の命の内なる激しさにたじろぎながらも、作者は何事かを受け取ろうと謙虚になる。


それは しっとりと 土に眠る頃 
描かれている 心のようでした


もちろん蝉に心があるわけではない。
だがそこに、心としか言いようのない妙なる尊さを見過ごさない。
いつしか自らも、蝉と同じ、純粋に、生き物としての境地につつまれる。


共に 生きよう
そんな声が
微かに 響く 気がした


そんな作者の眼前から身を隠す命の
壊れるほど繊細で、しかししなやかな動きを捉えて最後は締めくくられる。


逃げようと するのか
護ろうと しているのか
きみは


私はしばし、暑くてもさわやかな、命の水につつまれた気がした。

とか書いてみました。
(コメントにて失礼します)