薄緑のバタフライナイフ/よしたか
komasen333さんのコメント
虚無感溢れる、それでいて完全に突き放したでもない、したたかな視点。するすると読ませながら情景をしっかりと投げかける筆致。「花屋の前で花屋という花の香りを嗅いだ」など、何気ない表現の皮肉が全体を通して何とも言えないバランスで配分されています。