私は私に抱かれて眠る/夏美かをる
石田とわさんのコメント
わたしは本が好きです。
数冊の本を大切にし、その日の気分で何度でも読むのです。
詩もそのときの気持ちによって受け取り方や味わいが違うように
思います。
この詩はわたしにとって、少し悲しく疲れた時に読むのが
あっているようです。
布団のなかで丸まって自分の細胞のひとつひとつを感じながら
眠りにつくのに、とてもあうのです。