ウルトラマリンの夕暮れに/番田 中川達矢さんのコメント
何となくわかるのですが、それはモチーフの曖昧さが上手く出ているというより、少し整理が足りないような気もしてしまいます。
1連目の「波紋の中に何がある」という問いかけから「時が生みだすものとはなんだろう」という連関・発想はいいと思うのですが、この時、一体どちらに主眼が移ったのか、という謎が残ります。
いやいや、私の読みが浅いのかもしれません。
それに、詩は説明や曖昧さ、ブレといったものをあらわす美のようなものもあると思います。
「与えられるがまま」だから、機械的(?)になり、生きることを忘れるのでしょう。