夢工房/藪木二郎藪木二郎さんのコメント
梅昆布茶様。ポイント有難うございます。それと、お礼が遅くなってしまって、どうも済みません。
アンコウブラウン、アカ地雷ガマ──。ひょっとしてご存知だったでしょうか? 少なくとも私は、誰もが知っていて当然、というネタではないな……、と思っています。それでもこの投稿に踏み切ったのは、何かのヒーロー物の怪人(本当はロボットなのですが……)であるということには気付いて貰えるかな? と思ったことと、そして、そのことに気付いて貰えれば、動物と色との組み合わせということで、ある程度普遍的なイメージ喚起力があるかな? と思ったからです。
と言ってもアカ地雷ガマのほうには、地雷という言葉も入ってしまっていますし、ガマと言っても例えば、草を刈る時に使う“鎌”が言い易さの点から濁って発音され……、更にその“鎌”と、そして地雷とを武器にしている怪人かな? などというような意識の流れもあり得るような気もしますし……。
失礼しました。
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かきのたね様。ポイント & コメント、有難うございます。それと、お礼が遅くなってしまって、どうも済みません。
ポイントを頂いた方の作品は、やはり注目してしまいます。
かきのたね様は以前、バルタン星人のシルエットを描かれていましたね? バルタン星人の名前の由来は、シルヴィ・バルタン、なのだそうです。
アンコウブラウン、アカ地雷ガマは『人造人間キカイダー』に出て来るロボットなのですが、その『〜キカイダー』終盤に登場するライヴァル・ロボット=ハカイダーには、乗っているバイクにも固有名詞が付いていまして……。
“白いカラス”というのですが……、それがどうも、元ネタはシャンソンのタイトル(あるいは歌詞の一部)のようなのです。
初期の特撮とシャンソンなどのフランス文化との関係──、というのは、何か文章が書けそうなテーマだな? と思っているのですが……。まだ実存主義などが健在だった頃だと思いますし……。
悪の組織に造られたキカイダーと、そのキカイダーを倒すために造られたハカイダー。
キカイダーを造った光明寺博士は悪の組織に拉致されて来たかなんかしていて、無理やりにロボットを造らされていたわけですが、そのせいなのか、問題の組織に抵抗して、キカイダーに良心回路を取り付けてしまいます。しかもそれが不完全なもので……。
自分が造られた目的と自分自身の良心とのズレ──。勿論キカイダーは自分の良心のほうを選び取って行くわけですが、組織の首領が吹く笛の音を聴くと、当初の製造目的だった悪のロボットに戻ってしまったり……。
実存に先立って本質なんてない、……はずなのですが、少なくとも私などは、自分の自由に先立つものを沢山持ってしまっています。そんな私にも分かりやすい喩え話で、当時製作者サイドが感じていた空気を、伝えようとしていたのかもしれません。
ハカイダーのほうはキカイダーの破壊が製造目的だったわけですが、そのキカイダーはアカ地雷ガマに倒されてしまいますし……。まさにニヒリズムに落ち込んでしまいます。
そう言えばウルトラマンとメフィラス星人の会話なども、思想史的な話に繋げて行くことができるような気がしますし……。人類救済という「大きな物語の終焉」、ですとか……。
とはいえ私は、フランス系の思想潮流は実存主義からもう苦手でして……。それに恐らく、宇野常寛氏辺りの仮面ライダー論に、書かれてしまっているような気もしますし……。
でももし、誰か他のひとが書いてくれるなら、それなりに面白く読めるテーマだとは思うのですが……。
なんだか投稿とは関係ない話になってしまいました……。
失礼しました。