闇の語り手/いねむり猫
アラガイsさんのコメント
ボヘミアの領主が猟に明け暮れるとき、ヨーゼフ伯爵の晩餐会の演目は「わらの犬」。 小間使いのヴェルネリッタが森の納屋へと足しげく通うその理由は… 。
小窓を少し開いて覗くのは、べつに月あかりが蒼いだけじゃない 。
夜の調べに伏魔が捧げる熱い囁き、
それは街はずれの胸底を伝いながら、夜想はその角笛に嫉妬されたから 。