鏡の塔 (生体反応の設計)/乾 加津也
komasen333さんのコメント
「だれも住めない家を建てる」この自覚(覚悟)は自分に対する、この生に対する本質をついているように響いてくる。思えば、「鏡」というものも誰かを映しているようで何も映していないようなもの。冷静に淡々と畳み掛けるような筆致が読んでいて心地いいリズミカル具合でした。