ブリキ部屋の悲しい女/……とある蛙
鵜飼千代子さんのコメント
このところ、立体が出てくる詩が登場していますね。
風景を書かれた詩とはまた違って、幾何学的な抽象イメージが楽しいです。
最終連
>部屋の恥から恥まで
>転がり回る。
人前で話すことはあまり行儀のいいことではないのでしょうが、詩を書くというこ
とはまさに「恥」なのでしょう。バスの中で大声で話している人の言葉が、球に
なって車内を転がり回っているように、感心して読ませていただきました。そう
考えると、ツイッターなども「大恥」ですが、社会が望んでいることのひとつなの
かもしれませんね。