雪月花 /夏嶋 真子
夏嶋 真子さんのコメント
読んでくださってありがとうございます。

雪月花の語源は白居易の詩の中の一句「雪月花の時 最も君を憶ふ」です。
詩の中でいう君とは友人のことですが、
四季の織りなすうつくしい情景に触れるたびに、
「あのひとに見せたいな。」
「昔、あの人とこの花を見たよな。」
などと恋しい面影が浮かんでくるのは自然な感情の流れだと思います。

「雪月花の時 最も君を憶う」を私なりにかたちにしたくて
最後の一首の「置き去った夢」によって、すべての歌を回想として作品にまとめました。



コメントありがとうございます。

竹中さん
◎をたくさんいただいて恐縮です。今回詠んだ歌は自由詩を書くためのイメージづくりでもあるんですが、歌を一首詠む度に短歌の奥深さに眩暈がします。
歌集をめくりながら一本の映画、、一冊の物語にも劣らない秀歌との出会いに震える日々です。一生に一首でもいいから、そんな歌が詠んでみたいな。
歌集「恋糸」にともに参加できて光栄でした!


風渚 凛さん 
たくさんの花の候補から、夏の花を2つ選びました。
ノウゼンカズラの霄という漢字には空という意味があります。
のぼりつめ天をも凌ぐ愛の喜びを歌にこめました。
梔子の白さはノウゼンカズラの明るいオレンジから反転して
張り詰めた糸がほどけ、空気と身体が融和ていく様を詠んでいます。
花が好きなので思い入れが強い歌です、気に入っていただけてうれしいです。



お知らせです。

雪月花はツイッター短歌集のために書いた作品です。
http://p.booklog.jp/book/5116 (電子書籍パブー)
「『恋糸こいいと〜ツイッター短歌集2010夏』は、ツイッター歌人62名参加による恋愛歌集です。7月27日より8月31日までの期間限定で公開します。DLは無料ですので、ぜひご覧ください。」
27日20時40分現在 ダウンロード数:565 / ページビュー:6951
胸にこみあげてくる恋のうたがいっぱいです。お時間ありましたらぜひどうぞ。

ツイッターは短歌を詠むのに非常に適したツールだと感じています。