現代詩とマルコフ連鎖モンテカルロ法/KETIPA鵜飼千代子さんのコメント
AtoZさんの「現代詩の最先端はどこにある? 」という散文で、「通信販売」について書かれているのですが、読みたい詩を選んでくれるプログラムというのは、ネットショップのおすすめ商品を抽出するプログラムが参考になりそうですね。アマゾンですと、「チェックした商品の関連商品」「閲覧履歴からのおすすめ」ですとか、商品をカートに入れると、「〜と共に頻繁に購入」「〜を買った人は、こんな商品も買っています」など、これでもか、これでもかという感じにおすすめ商品リストがupされます。全部読んでいる人には「閲覧履歴からのおすすめ」は意味が無いですし、AKB48の仕掛けにも通じるのですが、「来た時はたいしたことなかったけど、俺には売れるってわかった。俺が応援して育てた」と言いたい、カメラ小僧?とはちょっと違うのかな。売れるまでに興味があって、売れて距離が出来ると興味が失せる、そしてまた新しい卵を探して同じ事をする、タイプの詩読みには、「おすすめ」されるのは邪魔で、俺が「おすすめ」する側だ!でしょうから、必要ないプログラムかもしれません。ネットショップのように押しつけではなく、そういう読み方も出来るようになっていると、時間はないけれど読みたいときには助かりますね。プログラムをつくるのは、とても大変そうですが。^^
---2010/03/13 01:08追記---
加えて、問題というか物騒なのは、わたしはニフティ−の詩のフォーラムにいて、「歌詞」の部屋のシビアさを見ているという事も有るからなのですが、インターネットはふきっさらしなので、商業媒体の辞書的に使われる(参加者の掛替えのない言葉が使い捨てられる)可能性もあるという事ですね。わたしたち、参加者の利便が、ただの閲覧者の打ち出の小槌になる可能性もあるということが心配です。パソコン通信は密室だったので、かなり、やられましたので。