秘密/たもつ小川 葉さんのコメント
たもつさんの詩の原点をさがしに、過去へさかのぼっていました。
「本当の名前」という作品が、どうやらそのような気がしていたところでした。
今回の作品も、
はじめからここにはなにもなかったかのように、
すべてがここにあるのだ、という感覚に、
息を止めたりしなながら、命に親しむことができました。
ほんと、言葉ではあらわせない感覚ですよね。
それを言葉でいかにあらわして、
自分に納得させるかが、未来へと歩む、かろうじて残された、
わたしたちの宿命のようなものなのかもしれませんね。