ぼくはきみを待っています/吉岡ペペロ鵜飼千代子さんのコメント
「ぼくはきみを待っています」と「ぼくはもう」は連作だと思うのですが、ひとつの作品にせず、分けたのは勇断だったと思います。
「ぼくはもう」が書かれていなければ、本作にそのようなコメントがいくつか上がったのではないでしょうか。言葉では書かれていませんが、本作には「ぼくはもう」で書かれていることを、読者が感じてしまう、パワーがある。
話者の「ぼく」と「一万光年の髪を乾か」さなければならない「きみ」が、どちらもけなげで一生懸命に感じられるからかもしれません。
良い詩を読ませていただきました。ありがとうございます。