漂流/プテラノドン
ブライアン
さんのコメント
小学生のころ、
最上川の中腹で、僕は毎年釣りをしていた。
夕方から翌日の朝まで。
川に漂着したもろもろの闇は、
川と闇に包まれて形を失うのだった。
それは、誰かの思い出すらも剥ぎ取ったようだった。
でも、朝には、それらのものが、
光とともに戻ってきた。
結局はごみだったのだが、
闇に戻されたそれらのものは、
結局、意味を剥ぎ取られ、漂着したのだ。
もし、漂着した1ページにそこに意味があるのであれば、
それは闇に解けても、なお、形を保つに違いない。