橋、ただの橋だけど/たりぽん(大理 奔)
たりぽん(大理 奔)さんのコメント
>> 看架月 青馬 さん

深く読んでくださりありがとうございます。
最近「橋」を題材にしたすばらしい作品をいくつか読み
橋という存在について考えることが多くなりました。複
数の「場」をつなぐ役割。しかし場を分けている「境界」
を消滅させること無く、つまり異なる場をつないでいく
という橋の役割。戦争における橋の扱いや、「橋渡し」
という言葉の深さなどを思うにつれ物語の「舞台装置」と
しての橋というものの特性にとても感動するのです。

実在する橋の「名前」や「場所」にとらわれ橋の舞台装
置としての必然性や魅力にまで入り込めないでいるのは
とても寂しいことであると思うのですよ。

そんな思いでこの詩を書いてみました。あえてシンプルな
構成なのは読んだ方それぞれの持つ「橋」のイメージに
重ね合わせて欲しかったからです。それが看架月 青馬さん
の橋につながっていれば嬉しいです!