螢/秋桜山田せばすちゃんさんのコメント
一首目
「源氏」はべつに「儚さ」の代名詞じゃないですよ。唯一幕府を開く権利を持ってる武家の総棟梁だし。徳川家康さえも江戸幕府を開くために清和源氏の嫡流であることを家系図でっち上げてでも示さねばならんかったわけですからね。儚いとしたら義経とか、木曽義仲とか和歌関連だと鎌倉三代実朝・・・もしかして源氏物語の光源氏重ねてないでしょうね?あれゲンジボタルと関係ないですよ、あれだとしたら、ヘイケボタルの立場が無いでしょ?
二首目
下の句の意味がわからない。
つか真っ暗闇を蛍の明かりを頼りに歩いているのは「現在」なんでしょ?だったら対置されるのは「真っ暗じゃない道」であって「昔の空」
じゃないはず。
もしかしたら「昔は空が綺麗で星がいっぱい見えて真っ暗じゃなかったのに今は星が見えなくて真っ暗なので蛍の光を頼りにしている」という意味ですか?なんか感覚としてむちゃくちゃでしょ?それだと。
三首目
地上に落ちた星が蛍だといいたいのならもう少しそれが判るように書いた方がいいと思います、つか、対比されている「月」に手間とられすぎ。お刺身で言ったらつまの大根山盛りでマグロが見えなくなってる状態。
---2007/06/14 23:03追記---
蛍見たってケツの光ったゴキブリかよ、と思うような俺からみれば、ゲンジボタルとヘイケボタルの見分けが付くあなたはファーブルのご子孫かなんかですかと真顔で聞いてもいいんだけれど、だったらここは「源氏と名の付く」じゃなくって「蛍と名の付く」でもよかったってわけですか?違うでしょ?ここはこの歌の一番力はいってる部分なんだから、ゲンジボタル見たから源氏とか、そんな安易なこといっちゃあいけません。よしんばそうであったとしても、一番の力点で印象操作を用語の選択ミスでしくじってるんじゃないの?という俺の疑義はもう少し素直に聞き入れてほしいもんだったりしますけどね。
二首目にいたっては表現したつもりでしたって、伝わらなかったのはこっちのせいですか?
もしあなたが『「昔もこんな風に蛍光を頼りにしたのだろうか」ということを表現した』かったのだとしたら、心に浮かべるのは「昔の空」ではなくって「昔の道」でしょ?