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子供がなにかを書いていると
先生がノートを取り上げて
大きな声で読み上げるので
水たまりの中には
どんな優しさも隠れられないよ

放課 ....
許してくださいお星様
お花の欠片に銀のさじ
私の欠片が食いついた
モーツァルトのセレナーデ
美味しく戴く春の宵
銀の色したお月様
夜の夜中に目を開けて
お腹がすいたと
食べられた
食 ....
反日気分が国中に瀰漫して
日本製品のイメージの低下
製品の競争力を増やそうと
日本企業は打開策を探す

ぶんぶく茶釜で湯を沸かし
ウーロン茶
ジャスミン茶
プーアル茶に孫悟空
キ ....
不愉快な言葉を見つけたときに
あなたはどうしますか
食べますか
吐きますか
潰しますか

猫みたいに大切な言葉を
おもちゃにして
爪で引き裂いて
ずたずたにして
面白そうに眺めてか ....
春雷が鳴る度に
回廊に籠もるので
駕篭かき風情が

嫉まれている

回廊を出たら
富士山が見えた
のろのろ歩いていたので
後方からの
人力車に抜かれて
お客さんに叱られる
抜 ....
黒い布が飛んできた
ふわりと落ちて
黙って泣いた
風の吹くのを待ちきれず
騒いで泣いて
踏んづけられて
ずたずたに
黒い布が死んだように
横たわる
風呂敷包みのお姉さん
見ない ....
わぁーといって駆けだした
川柳みたいなあめんぼう
鯨の巻き尺、眼鏡の噂
耳が無いから聞き逃す
踏んだり蹴ったり
ぼろぼろの
影絵を映して畏まる
いろはにほへとと
畏まる
三月三日のひ ....
砂に書いたラブレター
パットブーン
1957年のヒット曲
マツダのオート三輪にも
曲面ガラスが使われだして
戦後も終わったと
みんな感じていた頃の
なんとなく未来が明るく
元気 ....
絵葉書ありがとう
白川郷の秋は色鮮やかに
長閑で穏やかな暮れてゆく
素晴らしい景色です
「観光客が大勢で押し寄せて
バイクを留め置く場所もない」
そんなあなたのお話が
信じられない景 ....
メダル候補ナンバーワン
犬も食わない夫婦の喧嘩
喧嘩ファイトの
ストリート
ワンツウスリーと
手品師が
白いハンカチ
ふんわりと
粉かけ呪うふりをする

粉かけ飲み込む反魂丹
 ....
  

ひとりで行く
風の吹く
木立の下
馬がつないである

走る姿
馬場のまわりには
人の群れ
速い馬に人気集まる

日曜の午後
レースがある
明るい服を着て
騎手が疾 ....
7月のギラツク太陽を浴びて
どこまでもどこまでも
黙々と歩む

草の茂る石ころ道
改修なった下品な川が
白く横たわっている
白い腹に短いパンティ

もうどれくらい歩いただろう ....
インラインスケートは過去のものと言い放ち
白いキーボードの上にぼくらの躯を積み上げ
ガソリンぶっかけ始末するために雇われた君

美しい君の繊細な指先はどこまでも透き通り
赤いレーザー ....
なぜだろう、風が吹くたびに
バイオリンの旋律が聞こえる
左目に映る昨日の後悔と朝ごはん

学校に行かなくてはと
駅に向かう道は
白く大きく横たわり
僕の方に押し寄せてきた

歩いてい ....
やまねの親子は毬が好き
雪の山道人気が途絶え
歩く人影消えたので
やまねの親子が顔を出す
寒い朝だとおとうさん
冷たい朝だとおかあさん
明るい朝だと子供たち
冬眠醒めたら遊ぼうね
 ....
銀河系宇宙には
空飛ぶ円盤がある
あるだろうね
あらねばならない

円盤が飛来するために
滑らかに仕上げられた
空の広さといったら
ロシアの大地には敵わない
ネバ河に沿っても雪は積も ....
青空が濃くなってきた
空がやってきたのだ
鴉が去って
太陽がやってきて
のんきにお手玉をしている
単調に繰り返すのを
家の子達はいつまでも見ている
目玉が焦げるといっても
信用して ....
メモ帳を開けて
売り上げを認める。

肥大した大地で
クシャミしながら
朝来た道を辿るので

ギンガロン ギンガロン

はみ出し野郎が目を覚まし
冬の浜辺で貝殻を踏み砕く。
光が少なくなる冬は

光に支配されて

自由に振る舞うことができない


生きてるだけで

贅沢だと言われる









2005/11/19
パラサイトのパラノイア
ポロロッカのミドリガメ
宙返りのキタキツネ
跳ねて捨てられ帰らない

キタキリスズメの笑い声
10月ねずみのノータリン
倶利伽羅峠の小判鮫
ピタリと吸い付く色相 ....
ギターの弦にピタリ張り付く小判鮫は、振るえる乞食の手足が招く一人前ごひゃく円の弁当と声だけが歩く車内の埃を吸い込んで、みんなで声を合わせて見つめる菊人形の羽根飾り、走る土人の顔、人形のような天使、日曜 .... 登戸を過ぎて
多摩川を渡る
東京が網を張っているから
みつからないように
知らん顔する

空を飛ぶ鳥はカスミ網に捕まる
水を泳ぐ魚は投網に捕まり
もぐらもちのように河底を潜るか
電車 ....
ピアノ、ピアノ、ピアノ
ピアノが招く
ピアノの国へ
音から生まれた
音の鳴る子が死んでいく
生まれることが寂しいと
音の鳴る子は死んでいく
船縁叩いて鳴るピアノ
ピアノの国から
ピア ....
なんでこそくを漢字では姑息と表すのか
それとも姑息が先でこそくと読ましたのか
分からないけど
姑息な結論は止めにして
冷え切った
西瓜を割ることにした
一週間前に
1割引で買 ....
売り出された月世界旅行
価格は110億円
誰でも
それだけあれば月に行ける
行きたいけど
お金がない(笑い
お金が欲しいと思う

110億円は
小売価格だから
原価はいくらだろう
 ....
地べたに寝転び
子供の青空を見る
美しい腹を見せて
ジエット爆撃機が
堂々と飛んでいる

何百人も昨夜
殺してきたのだから
当たり前だ
りりしく飛べ
蟻んこよ
俺の頭に登 ....
落合朱美さんのあおばさんおすすめリスト(56)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ジャングルジム- あおば自由詩10*06-4-22
銀色ひまわり- あおば自由詩6*06-4-22
春を見に行く- あおば自由詩4*06-4-15
意趣返し- あおば未詩・独白5+*06-4-9
濃縮回廊- あおば自由詩8*06-4-2
黒い布- あおば未詩・独白5*06-3-24
ひな祭り- あおば自由詩5*06-3-3
霧に書いた詩- あおば自由詩6*06-2-25
白川郷の秋- あおば未詩・独白3*06-2-21
アートモンキー- あおば自由詩2*06-2-19
木立- あおば自由詩4*06-2-5
ねこじゃらし- あおば未詩・独白2*06-2-4
インラインスケート- あおば自由詩3*06-2-4
眠り- あおば自由詩3*06-2-3
雪眠る- あおば自由詩7*06-1-19
冬の円盤- あおば未詩・独白4*05-12-24
今朝も- あおば自由詩5*05-12-11
メモ帳- あおば自由詩4*05-11-29
冬の光- あおば自由詩4*05-11-21
影を切る- あおば未詩・独白1*05-11-16
走光性- あおば未詩・独白4*05-11-13
現の証拠- あおば未詩・独白4*05-11-5
ふたこぶ駱駝- あおば自由詩10+*05-10-29
姑息- あおば未詩・独白3+*05-10-21
月旅行- あおば未詩・独白5*05-8-11
青空- あおば未詩・独白2*05-8-2

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