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雪が朝から降っている
景色の輪郭を消しながら
道路の染みを消しながら
隣の境を消しながら
雪が一日降っている
人の予定を消しながら
人の日常を消しながら
人の時間を消しながら
....
僕の時間の砂が
指の隙間から零(こぼ)れ落ちる
さらさらさらさらと
零(こぼ)れ落ちる。
そのまま風に吹かれて
失われてゆく
砂の想い出
人生の終わりまで
掴(つか)んでいたい ....
時間を掴み取って宝箱に仕舞っておけるのなら
僕は、初めて君と会ったあの古ぼけた体育館の片隅で
君に卓球をやろうと声を掛け、ガムをあげた
あの時間をそのまま宝箱に入れよう。
あの時の気分あの時の ....
1
青空に向かって
僕は自分の言葉を投げた
そこにナニカが生まれはしないかと
僕の心の中にあった
わだかまりが解けていった。
2
青空に向かって
僕は君の言葉を投げた
....
想像してごらん
額に猫を載せて歩いてゆく人を
想像してごらん
通りを横切る犬の大きな糞を
想像してごらん
派手なミニスカートをはいた金持ちの貴婦人を
想像してごらん
パレード ....
その道の先
途切れた先に海があり
海を覆って空がある
空のなかには窓があり
窓のなかには月がある
その月の先の暗闇に
えも言われぬ雨が降る
二つを分けた雨雲の
そのまた先に ....
茂れる樹々の葉の間
真夏の太陽 白い雲
小さな空に白い雲
公園の外はアスファルト
ゆらゆら揺れる路面の景色
権力者の膝元に
声を嗄らして叫ぶ人々
クマゼミの声より
ジージーと
子孫の ....
昼下がりのファミレス
奥まったテーブル席
初老の婦人が
ぽつんと一人
一人 ナポリタンの遅い昼食
ゆっくりと彼女は
飲み放題のコーヒーを
啜る
そして 静かな店内に目をやる
....
夏美かをるさんの……とある蛙さんおすすめリスト
(128)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
雪が降る日
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……とあ ...
自由詩
18*
13-1-14
時間の砂
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……とあ ...
自由詩
18*
12-12-19
時間の感触
-
……とあ ...
自由詩
18*
12-11-28
青空の歌
-
……とあ ...
自由詩
8*
12-10-17
想像してごらんイマジンをージョンの誕生日によせて
-
……とあ ...
自由詩
18*
12-10-10
犬と鳥
-
……とあ ...
自由詩
14*
12-9-20
デモ……言いたい
-
……とあ ...
自由詩
8*
12-9-18
ファミレスの孤独
-
……とあ ...
自由詩
19*
12-9-13
1
2
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4
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