たいくつくつたいくつくつたいくつくっつきたいくつくついでにつくえつっぷしたいくつくつたいくつくつたいくつくついくつくつがえしてたいくつくつたいくつくつくるしみはぬいてたいくつくつたいくつくつく ....
扉のようなものを押して
外のようなところに出る
人のようなものに当たり
痛みのようなものを得る
そのようにして日を過し
泡のような疲れのなかで
死のようなものを思っている
死のような ....
UMAがゆらりゆうらりと
こちらへ向かっている
新月がその姿を曖昧にする
心の中に抱いている
あんなことやこんなことを結びつけ
その姿を見ようと頭の中を巡らせた
心に浮かびあがる月とU ....
身体の隣には
太平洋があった
太平洋は凪いでいた
名の無い
小さな海が好きだった
その海は机の
引き出しの中にあった
机は遠く故郷に
置いてきてしまった
それなのに
....
かぼちや、エリンギ、玉葱、ピーマン
ふつふつと煮えてゐるのを
マヨネーズで食する
質素な每日の食ひ物
その偉大さは
嚙んで、嚙んで、嚙んで
分かると云ふもの
ご飯のお供には
胡麻入りの ....
水道水が冷たくなつてくると
僕の年齡が警告する
躰冷やすなよ
明日また生きてもいゝかい?
一日每の黄泉還り
だから水は大事
大事大事に飲むべし
蘇生には「魔法の水」が必要なのだ
聖水プ ....
なぜ悪いなぜ悪い
ステレオステレオ
この世はこの世は
地獄地獄地獄地獄
茶々茶々茶々茶々
嗚呼残念嗚呼残念
バキバキバキバキ
打ち砕く打ち砕く
ズキュンズキュン
リバティリバティ
....
石垣に
すっくとたつ
つわぶきの黄色い花を見かけ
かすかにかじかむ
祖母の佃煮、匂いたつ湯気
もう一度食べたいが作り方がわからない。
つわぶき、つわぶき
もう一度私の口に入れ。
....
なにをつくっているの?
なみをつくっているよ
それはたいそうむつかしそうだね
そうでもないさ
るるるは上にいく
りりりは下にいる
ただそれだけだよ
今までは数えることもなかった
あと何回会えるのか
誰もが背負うカウントダウン
先が見えた時だけ思い出す
できるだけいくつも季節を乗り越えてくれたら
思い出を一つでも多く記憶に残せたら
願い ....
過敏なくちびると
小さな肩がわずかに揺れて
憂いを含んだ少女の横顔の様な夕刻があった
すべて白くなってしまった冬の十二月はひさびさに晴れ
冬のただ中の日常に泳いでいる
十二月は未だ真冬の ....
ああ、万華鏡みたいだ
昔は誰かコインランドリーって
いってたような気も
どっちもいいな
ねえ
神様
重なる円環は螺旋と思ってもいいですか?
....
何も言わず、
ただ静かに祈る。
風の音が遠くから届き、
その優しさが胸に染みる。
過ぎた日々を振り返りながら、
手にしたもの、失ったものを
ひとつひとつ思い出す。
でも、それらは ....
飛べないから、
夢を託すことにしたよ。
ホップ、ステップ、ホープ。
青い空、
青い空、
羽ばたけ、私。
帰らなきゃ
と君が言う
僕も
帰らなきゃ
また
君に会うために
一昨日のテレビで
はじめてその意味を知った子供が
二時間半泣き続けて寝た
男は泣き顔を見られちゃだめなんだ
と言いながらも
その子が愛しくて仕方がない
生きて行くと
心や脳にいくつも ....
雨が降る中
山下さんが一人で
電車ごっこをしていた
手を挙げると
駅でお乗りください
と言って猛スピードで
走り抜けていく
山下さん、昨日ね
お母さんと話したよ
もう会えない ....
冷凍の汁なしタンタン麺を食べながら
その前に食べたパスタのことを思いだし
どうして箸とフォークを使い分けているのか
疑問におもう
が
なぜかパスタはフォークで食べ ....
僕らは独生し群生してるんだろうか
と
群生の意味を調べながら思ったので書く
日本語難しい
酒飲んでゆらゆらしてる
秋をあんまり感じず冬が来た気がするなーと
....
モアイ像の横に座って
夕焼けを浴びている
君、なんか角っとしてるね
顎もけっこうしゃくれてるし
そういうの、ちょっと思ってしまう
辛いことたくさんあったのかなって
ごめんね、勝手に
....
昨日、みぞれ交じりの雨が終日降り続き、積った湿雪はさらに重く
あたりを一面の白さに塗しつけている
どこからともなく、なけなしの高揚した気持ちが芽吹いてしまい
はずかしいくらいの言葉を書きなぐ ....
草の根と息吹と
あなた、忘れていったね
飛行船の落とし物みたいに
剝がしたり叩いたり
転んだりしながら過ごした毎日を
何と呼べば良かったのだろう
丁寧だったり雑だったり
胡麻 ....
人生は
ミクロで視れば悲劇
マクロで視れば喜劇
たけど生きている当事者は
悩んで悩んで悩み抜いて生きている
繊細であれば尚更だ
良いことをお教えしましょう
運命は1つではない ....
あるきはじめてから
やっと息をすることを
感じたものだから
四つん這いにすすむことが
やっとで
匍匐前進した先で
どんなに頭を上げても
見えないものは見えないだろうなって
息が上がって ....
図書館前には広い畑があって
春は菜の花がほころび
夏はひまわりが空を見上げ
秋はコスモスが風に揺れた
ある秋の日のことコスモス畑に
大きなクワガタの彫刻が置かれた
こどもたちは競って彫 ....
テレビに映るにこやかな笑顔
介護の大変さなど微塵も見せず
嬉しそうに成功した親の介護を語るゲスト
母と私はため息をついた
(介護ってそんなに生易しいものじゃない)
祖母を介護していた ....
ちいさい 秋も
おおきな 冬も
はくぎんいろの 抜けてあつめた
けだまに
ころころと まるくなるよ
あなたの ちいさくておおきな
迷いやふあんの中に
ほんの少しでも わたしが ....
ユキノシタが食べれると知って
そわそわする
時々体から心が離れてしまう
あり得もしない妄想で上の空
きっと車が突っ込んできても
気づかないまま吹っ飛ばされ
良くて重体悪ければ死が待つ
上の空にはならない方がいい
しかし現実は途轍もな ....
祖母の誕生日
母からこっそり
祖母が大好きなお花を聞き出しておいて
仕事帰りに買いにいく
水仙にフリージア
祖母がこよなく愛する花ばな
ねぇ、どこにあるの?
花屋を探し回っても
近 ....
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