深夜、きみが
コップを割ってしまった
きみの夢の中で

思い出の品だったのだろうか
きみは泣き出して
泣き止まなかった
ぼくはきみの夢の中で
ただおろおろするばかりだった
 ....
今日の終わりに
のりしろが佇んでいる

のりづけしなければ
全てがそこで途切れることを
知っているはずなのに
どうしますか? と
のんきに尋ねてくる

点線から先は
のりしろ
白 ....
はなちょうちんは
ふしぎだ

うまれてすぐに
はじけてきえる

おかあさんに
みせようとした
そのときに

まだなかった
ことばといしきの
だいしょうのように
 ....
野良猫が生垣から顔を出して
じっとこっちを見ている

  /かけとび
  あやとび/
  /ステップとび

去年はできなくて癇癪を起していた
ふふふ、まあ頑張れよコワッパ と思った ....
 
 
二死満塁のピンチだった
ぼくが第一球を投げると
キャッチャーは既に不在だった
家を継ぐために
故郷に帰ったのだ

走者はホームに生還した
その間にバッターは
甲状腺の病気が ....
 傷跡が愛おしいのです
 だと言うのに 僕はそれを隠している
 醜いから恥ずかしいのです
 しかし 生きていることのどこが
 醜くないと言えるのでしょうか

 泣けなかった昨日も
  ....
よのなかには
できることと
できないことがある

そのこともしらずに
あなたは
できるはずだと
バスをうんてんした(させた)

あなたができることは
あんがいひとには
 ....
ちゃむさんのおすすめリスト(99)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
思い出- たもつ自由詩1112-5-7
のりしろ- そらの珊 ...自由詩10*12-5-7
鼻提灯- 小川 葉自由詩312-5-6
なわ跳び- 壮佑自由詩28+*12-5-3
第一球- たもつ自由詩1112-5-3
ashamed_pride- 霙小町自由詩312-5-3
できないことは、できないといえばいいのに、それでは生きていけ ...- 小川 葉自由詩612-4-30

Home 戻る 最新へ
1 2 3 4