※
太陽が冷たい大気をとおして
八角形にかくばっている
冬の朝
道路は人びとのいとなみに活気づいている
みなの吐くしろい息が揺れている
むこうの馬小屋のひらかれた窓から
茶色 ....
うらぶれた母屋の近くで
朽ちていく頼りない樹木に
果物が二つも実って
どちらかは甘くなれない
かつて生活があった土地に
ヤクルトの容器が風に転がり
明るく後に暗い空を
椋鳥の群れはう ....
いつかわすれたうたが
君のくちびるにのぼったら
一艘の舟がこぎだすだろう
夕陽の海へ 雲のかなたへ
(そして、振り返ることもなく)
いつかわすれたうたが
君のなみだにかわ ....
俺はアホなんにもでけへん
3度の飯よりもセックスが好き
俺はボケなんにもできへん
3度のセックスよりも寝るのが好き
こんな俺でもよかったら
旦那にしてくれたら嬉しいな
3度の飯くらいは ....
1度目
剃髪する、というので付添うよと
しんみり待ち合わせ場所に行く
やっほー、とすでにつるつるの頭で現れやがり腹がよじれる
じゃあスキー行こうよ、とそのまま強引に長距離バスへ押し込まれる
....
小人が乗用のために
農地のミツバチを盗み出して
長いことドライブを楽しんだ後に
今さらながらそのことを悔やんで
思い出したように坂を下る
今さらなのにそのことを悔やんで
死なない薬を一粒飲 ....
それは、
大まかに表したのなら踏切
もしくは縁が擦り切れた、
クラウドの束
私はなかなか爪を切れない性分で、
街には、
ローディング時間がない
そんな夢すら見ないのは
昆虫、
路地、 ....
「箱の中のヒト」
やはり平和だった
パンダ向かいにして囲碁かなんかして遊んでた
土から羽の生えたちっこい人
がでてきた
すると雲がなんか落とし
駆けよりその箱開けてみる
すぐ ....
天然酵母は妊婦ですか?
いいえ、それは「頑張り」です。
皆勤賞はトマホークですか?
はい、元気です
首の皮つなげたまま前回り、空が反転した時僕は
まだ生きていることを確認し、懇切丁寧 ....
もう草と木が光ってるのは飽きた。
いい加減浮遊したいんだよ俺は。
バルーンみたいに小人がパーティーみたいな。
ヘヘ、ごめんよ、ヘヘ。船に乗って行くさ。
朝日に向かってゆ ....
動坂昇さんのおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
冬のしっぽ
-
本田憲嵩
自由詩
5*
17-1-5
シャンメリー
-
砧 和日
自由詩
6
15-9-23
いつかわすれたうたが
-
石瀬琳々
自由詩
5*
15-7-22
3のアホ
-
まきしむ
自由詩
2
15-4-23
_3度目の付添いだが今回はスキーとは関係無かった。
-
mizu K
自由詩
9*
13-12-17
アコライト
-
砧 和日
自由詩
6
13-6-12
二人、または
-
ゼンメツ
自由詩
21
13-3-16
箱の中のヒト②
-
まきしむ
自由詩
1
13-2-26
バイト、決まる
-
まきしむ
自由詩
6*
12-12-8
ほらね。
-
まきしむ
自由詩
1
12-9-27