という先にない、
に君が口付けしている
明日ばかりをぼくはいらない
落ちてくれたら考える、
よ
朝という朝をあつめて
緑という緑をあつめて
明日の君にプレゼントしたい
夜のブランコの下に
ブランコの数だけ影があります
墓場の猫が
首の向きを変えました
足が濡れています
宇宙です
押し寄せる声に
紺青の声に
おののく 震える海をおびやかす
流れがある
言うまでもない流れへ
流れてゆく ゆったりとしたパジャマ
の少女
を見送るのは僕だ
僕にはその責任があるから
....
公園のベンチ下で寝ころがって
グレープとの蜜月を思い出す
黒蟻に残り香を葬られ
雨風に何度洗われてもまた
消えないタトゥーを指でなぞって
グレープのことを考えている
....
幾度も季節は過ぎ行きて
過去に残せし我が心
舞い散る枯葉は
千夜一夜の我が夢か
咥えし煙草も燃え尽きて
儚く灰になりにけり
空の彼方を待ちわびて
夏の背中も今遠く
星の無き夜の ....
綿ぼこりを握りしめていた
お乳を飲むときおっぱいを押した
初めの一歩バランスを取るために前にのばした
泥まんじゅうを作った
じゃんけんをした
桜吹雪のなか母の手に包まれた
ハナハトマメと書 ....
きれいなものにあこがれて。
でも、てにとどかずに。
みにくいものがあふれています。
じぶんをせいとうかしようとして。
みにくくなっていく。
いきていくっていじがわるい。でも、しにたく ....
「おふとんに入った?」
「はい」
目を閉じて
わたしはあなたを
捏造する