押してもダメで引いてもダメなドアは
最初に押したからダメになった

閉じた気分を開いても
誰もこっち向かないのは
それと多分おんなじ

見てわからないものが
聞いてもわかんないのは ....
町の壁には落書き
薄く消された悲しみから 死んだ目の子供達に言葉を与える

町の壁には落書き
遥か彼方の鉄橋から 殺された目の子供達に言葉を与える

気がついたら私に落書き
瞼を閉じたと ....
お年玉付きハガキに残暑お見舞いされている はじめて宿泊した日は
洗いざらしのシャツとジーンズで
いつ帰るか予定のないひとり旅だった
大きなリュックを背負い
フロントまでの階段を登った



しばらくして
宅急便 ....
有事に無力感しか抱けず
悔し涙を流すのは嫌

「馬鹿」上等
むしろ馬鹿でいい
常日頃から小さな力を蓄える

OBが次々と狼煙(のろし)をあげる

戦争は反対
生きる人の ....
最近付き合いが良くなった。
気も遣える様になった。
少し許してもらった。
嬉しかった。

待つことを覚えなくては
人が心を開くまで
じっと耐えて待つ。
いつも心と愛情を持って

慌 ....
ざわざわと森のゆれるこの夜に月のまにまの生命誌

魂を細胞膜で包んでよ触れ得ぬもののかたち見たくて

ちいさなエゴで組み立てられたものおもちゃの国の総裁となる

こころを巡る海流の漂着地点 ....
天を仰いでなんど君の名を呼んだことか
だが、君の麗峰まで声は届かない
君は雲に隠れて、姿を見せない

君は、雲を従え、引きこもる
湖畔で、日が暮れるまでひとり君を待っていた

夜が来た
 ....
.
見る風景 見えない人
見える風景 見ない人
きみは風景を見ているか
風景はきみを見ているか

こんなにも草は伸び木は腐り
絡み合う根と逃げる水
人は風景を忘れるが
風景は人を記憶 ....
二人でいるときこえないものだ
一人でいるとき
聞こえていた 音楽が
一人でいると
話しかけてきた 犯罪者が
二人でいると 相手にもしてくれない
一人でいると
僕を 覚えてくれた 女の ....
 いつだってそうだった。いや、まだ生涯に2度目だが、3度も4度も変わらない。
 俺が30歳のときの夏。スマホの出会い系サイトで知り合った高校1年生に恋をした。よくある恋愛小説ならこれは幸せなカップル ....
ヒマワリが咲いた

この幼き大輪は今日も探している。
自分の振り向く方向を

ヒマワリが咲いた
もうすぐ夏は終わるのだ

こっち、こっちだよ
と私は 東を向いて太陽を指さししてみた。 ....
 転がり
 笑いにおよぐ手は
 あなたの汀(みぎわ)に触れただろうか

いつしか愛は 大きく迂回する
あなたの的は
わたしたちの的であり
なのに欲しがるわたしの瞳はもろく
瑞々しい
 ....
赤い砂漠をトボトボと

白いドレスの女は行くよ

背中に担いだ木の十字架は

太陽に焼かれ{ルビ暗の暗=くらのくら}

既に神は干からびたもうた

軽い軽い炭のクロス
 ....
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