あおいろの夜をむかえて鏡面のようなねむりの狭間で出会う
いしだとか、やさしさだとか、なにもかも総称してる冬のキッチン
らいしゅうの予定をきいて書き留める宇宙船から手紙が届く
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毎日がつまんないと絶望しなきゃなんないからちょっぴりの
事件とウイスキーが必要。つまりはミステリー小説的なうる
おい。地元ではそこそこ名の知れたしがない一族経営の会社
でルーティン・ワークをなに ....
図鑑から拾い出したらさみしさの集まりみたいホモ・サピエンス
鈴鹿でさ、熱気球がちりぢりに空に別れていくのをみようよ
ピアニカに人工呼吸を施してでたらめな人の怒りをみてた
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うつくしい人の想像をこえた
あなたのかかえているもの
すべては朝だった
*
きもちいいくらいの遠心力で
渡り鳥は群れていて
ふゆ、なんてたった一言で
言っていいことと悪いことがあ ....
腰から
あなたの右足が
つきだしているから
歩くときには
きまってふらふらとする
電車では
みなが嫌な顔をする
あなたの右足以外の部分は
どこにいってしまったか
知らない
キスをす ....
ひとりより ふたりのあさが あったのに ふたりのほうが こどくだなんて
秋晴れが 心の隅まで 照らし出す なにもない部屋 太陽のにおい
降り止まぬ 秋の長雨 涙との 果てないときは いつ尽 ....