亡き妻の歩幅に合わせ50年 これから先も同じ歩幅で 断裂

断裂

頭部と胴部のミックスジュース

腐敗と分解

再構成による拡散

重力場に支配されない全面的な再出発

そこに自我は残留できないのだろうが、しかし

時よ戻 ....
僕の小さな幸福論

TSUTAYAでアランの幸福論を探した もちろんヒルティの幸福論でも良いのだ
幸福な気分になりたかったんだ しばらく味わっていないような気がするんだ

幸福は乾いた日 ....
JRAにお金を預けてる下ろすついでに馬見に行こう 喧噪の中の静けさに

慌ただしそうなスローモーションに

僕は、青の孤独を見た。



夢のような現実は

時に悪夢で、時に意味不明。

開けたドアの向こうに

知らない場 ....
 
ウソやないけど

ホンマでもない

アタイの 後ろ髪


 
サフランや天女の細い脹脛 初夏の午後部下を呼び付け怒鳴り付け

水張田で脈が早まり胸騒ぎ

春の川催促なしにキスされる
盲目の羊を放つ桜島錆びた灰皿におとすドロップ




衝立の歯並びから横切ったアベノ49の心臓聞きたし




観覧車、軋み届かぬ回転光、わたしたち頭をなくしてしまつた


 ....
さよならを言えば
全てが終わりになるのなら
世界はもっと淡く出来ている

何も選ばないのは悪ですか
何も残さないのは罪ですか
けぶるような空が少しずつ
それでも紺碧に光るので

未だ ....
かぼちゃのスープ
あったかい
しみるねえ
ほんとしみます

垂らしたものが
世界を侵食していく
産み落とされたものが
世界へ踏み出す

僕と別離しない僕
いちばんの他者
今度君 ....
 歯の抜けた老婆が電車の中でなにか言った。わからなかった。雨が降っていた。合成革のシートから、湿気が尻にズボンを張り付かせた。切符の行き先を覚えていなかったので、取り出そうとしたらどこにもなかった。見 .... 毒がない花
目を閉じて
匂いを嗅ぐ

頭にまでは毒がまわらない
さすがにそこまではいかない
女子は毒を好む

毒に蝕まれた身体で山を登る
残りの酸素を調整する

毒がない花
棘 ....
謙遜を美徳とする人から言葉を奪い去る よく似た心



許された 与えられた 満たされたから ためらいを殺して捧げる 私



ズレた色を切り裂き 正しい色を買う 手にしたもの ....
蹴飛ばしても
踏みしめても

スキップでも
上の空でも

語らいも
笑顔も

ため息でも
うつむいていても

トレーラーも
老婆も

やってられない夜も
ルンルンな朝も ....
みどりが夏の暑さを吸い込み白っぽいみどりの黄色っぽい乾いたみどりと瑞々しい陽射しをいっぱいに吸い込んだ芝にみどりと風に揺られ風を誘いこむ曇り空はみどりを透かし光を浴び反射する真っ黒なみどりの影を包む森 .... 台所に珍しいカボチャの種がある
ひょっとして奇形が生まれるかも知れないと
そっとかばんに隠して、畑に撒いてやる
その畑はあまりにも荒れていた。
このままでは芽が出ない
「芽が ....
今年の夏はエアコンなしで乗り切った

絶対無理だと思って
扇風機を買いに走ったら
扇風機の棚は空で

熱中症になったらどうしよう
だとか
夏バテになってしまう
だとか
自分も周 ....
車で4時間 炎天の墓苑 「おかあさん来たよ」

祝す事なき 日々なれど 景色移り 木々の色 鮮やか 

雨音の 皮膚に落ち ただひとりの人 想われる
すっかり消えて
しまった
あとに、

思い知らされる
こころ細さがある


あれは
たいせつな
灯りであった、と

ちいさく震える
夜がある



 通りには ....
俺はコーヒー嫌いなんだ
特に空腹時に飲むと
気持ち悪くなるんだ
そんな俺は
コーヒーショップに行っても
抹茶フロートを飲んでるんだぜ
笑ってんじゃねえよ
大体コーヒーってタイの女性に
 ....
{引用=  ある日
  ひとつの
  比喩が語られ
  取り戻せない距離を
  旅立ち
  細長く
  何処までも
  鏡として連なり
  映し
  流れ
  響き
   ....
  かってに
  時間をとめて
  うごかないものたちの
  うごかない肌のうえをなぞる



  あなたの詩ってそういう感じよね
  と
  彼女は言い、
  かぶってい ....
  
 
海へと下りていく小道に
一匹のセミがいた
地面にしがみつくように
じっと静かにしていた
指で摘んでも動かない
すでに命は失われていた
次から間違えないよう
ひっくり返してお ....
友よ
あれから何年の月日が流れたのだろう
砲弾のスコールが
いつ止むとも知れない
湿気のうねりにうんざりする
熱帯雨林の中で
笑顔交じりの涙をこぼしながら
手を取り合って硬く誓い ....
nirvanaさんのおすすめリスト(26)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
亡き妻の歩幅に合わせ50年_これから先も同じ歩幅で- 北大路京 ...短歌515-2-3
不確定性原理は何も保証していない- 2012自由詩2*14-2-4
小さな幸福論- 梅昆布茶自由詩2113-6-25
JRAにお金を預けてる下ろすついでに馬見に行こう- 北大路京 ...短歌113-6-20
綿毛の行方。- 元親 ミ ...自由詩413-5-20
後ろ髪- 殿上 童自由詩17*13-5-19
サフランや天女の細い脹脛(ふくらはぎ)- 北大路京 ...俳句913-5-19
初夏の午後- 夏川ゆう俳句113-5-8
子どもの日は神様がいない- 一尾短歌1*13-5-5
うしろがみ- Mélodie自由詩213-4-23
しみる- 三田九郎自由詩2*13-4-23
_- 散文(批評 ...1+13-4-23
毒がない花- 北橋勇輝自由詩1*13-4-22
罪人- 深水遊脚短歌2*13-4-20
アスファルト- 三田九郎自由詩213-4-20
夏のみどり- あらら自由詩111-8-22
マルクスのかばん- アラガイ ...自由詩7*11-8-22
ワンルームエアコンなし。- るい自由詩211-8-21
景色- 佑木短歌3*11-8-21
ともしび- 千波 一 ...自由詩5*11-8-21
クリープ- 花形新次自由詩3*11-8-21
水へのコラージュ- 草野春心自由詩6*11-8-21
彼女が言ったこと- 草野春心自由詩3*11-8-19
夏の終わり- たもつ自由詩911-8-16
約束の地- 寒雪自由詩211-8-15

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