強く生きるんだ
泣かないで
歯を食いしばって
威厳は高く、腰は低く
ひるまない
負けない
強く突き進む
帆を広げて全速力
時に休んで
時に遊んで
時に戯れて
時に冗談を
....
僕らの日々は
いつも少し淋しいから
食べたり
話したり
触ったりする
電車が止まる
それがあなただったと
後日人から聞いて
初めて知った
ねえ そこから月がみえる?
どんな場所でだってみえる月は
汚れてなんかいないよね
あなたうなずいているよね
ねえ そこからあたしみえる?
うん って そう うん って言ってよ
それは嘘 ....
そこを開けると
花畑のパノラマ
南風が吹いてて
髪を撫でてくる
ミツバチがこんにちは
カマキリがご機嫌よう
チョウがさようなら
蟻さんゴッツンコ
夏が好きなんです。
麦茶が好 ....
良かった とたくさん書いてある手紙
挫折した私にあてた 亡き先生の言葉
都会の勤めを一年で辞め地元に再就職した
仕事を覚えたての私に
あなたの事だから きっと会社の利益になる
早く決 ....
小さな謎がとける
氷の塊は
とろけたとたんに
別のモノになりすまして
心の
わだかまり
は 塊とは違うモノかしらん
ストローでつっつきながら/液体の中の氷を
暑い暑いという ....
飛べるはず飛べるはず
どんどん高くなっていった
ハードル
歓声に手を上げて応える
そんな自分に酔っていた
いつまでも応えられるはずもなく
歓声は小さくまばらになっていき
今は ....
どうでもいいじゃないか
雨が降っても 風が止んでも
君には関係ないじゃないか
君はエアコンで守られてる
どうでもいいじゃないか
外で戦争が起こっても
君には関係ないじゃないか
君は家 ....
5月の朝
空に光は形を成し
僕は空を歩く
足跡は新緑の木々に
萌え初めた木の葉に
閉ざされた瞼のような、そのそよぎに
色を変え、心を留め
未来を孕まず
輝く朝の
今を握りしめ ....