産まれてからこれまで出会ってきた人の数と
同じように 別れてきた人の数が
いつか 等号で結ばれる

その時は誰にとっても等しく訪れる
(始まりの日が等しく訪れてくれたように)

私たちの ....
 仏間に坐って
 うなだれ
 首を
 さしだしていたことがある


 白刃の前に


 ながれる水音に
 耳を澄ませていたことがある


 客観的なまでに静まった ....
今日も
一筋の煙が空に立ち上る

さち子さん
崖の上から張り出した
痩せた木の枝に腰掛けて
いくつものブーツやハンカチや
涙やさよならなんかを
見ている

窓の裏の田んぼの中で
 ....
平岡 晩さんのおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
等号- 佐倉 潮自由詩411-3-3
タタミのうえの椿ふたつ- 石川敬大自由詩23*11-2-28
さち子さんに- オイタル自由詩5*11-2-27

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