いつまでも聴いていたいと思う歌ずっとリピートしている僕ら


きみがほら、流れ星だと電話口言うから慌ててスリッパのまま


曲線は神の線だと昔々きみから教えてもらったような


 ....
淡雪の止みたるのちに会えたことなんども傘を振ってよろこぶ

漆黒の庭にさらさらとき充ちて空の底よりこぼれる花弁

ざわざわと嵐のなかの花となり座りこんでは夕景を観る


山萌えて取り残さ ....
する事もなくて真夜中ぼんやりとモノクロ孔雀を鮮やかに塗る


あの頃は確かに僕ら透明度高くて空も嫉妬していた


閉じ込められていない 朝食は海 ここから遠い僕のはじまり

 ....
屑星で汚れた夜空に投下するスペースデブリ(わたしがみえる?)


「まってたよ」わたしの形をした猫に殺されて世界はなにもないまま


それあげる、ドーナツ型のクッションの血液の匂いしみつい ....
受話器を先に置けなかった 三年前
今では先に切りたくて焦燥


ツーツーツー ただの電子信号が
あなたの鼓動に思えていました


手を繋ぎ 温度を感じてふと訪ねる
ねえねこ ....
背にひたい押しあてているどこよりも海から遠い場所のざわめき



「お大事に」はさびしい言葉云いかけてやめた言葉を思う道行き



やや強き風が発ち口噤むとき岬のようだホームの端は
 ....
初恋の人の名前を呼ぶように遠い花火は音だけで咲く


宵かがり すくい上げられひと夏を共に過ごした金魚の記憶


パラソルを少し傾け向日葵と同じ角度で空を見上げる


涼しげな薄い便 ....
組曲さんのおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
星屑でいず- 本木はじ ...短歌211-10-22
四季- かぐら短歌6*11-10-1
沸く- 本木はじ ...短歌211-9-28
ナタリー・イン・ブルー・リア- ピッピ短歌711-3-5
眠りたい私- やや短歌4*10-6-19
海から遠い- ソマリ短歌1707-3-5
レトロ- ソマリ短歌1406-8-26

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