月の現われはあたかも
暗転した舞台の酔っ払いだ。
うすぼんやりとして赤い。
街の光を受けているのか。月よ。
今日の色はいやに人工的である。
お前の眼下には今夜も多くの酔っ払いが
笑った ....
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月光譚
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非在の虹
自由詩
2
11-2-8