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道の駅で白菜を買う

むいた白菜から虫がでてきた
さすがに新鮮なのはちがうねと
そうおもわなかったのは私のだめなところ

水に浮かぶ虫の姿を
ぼんやりみながら畑を想う
命のやりとりはあ ....
どこか遠くからきたりんごが
台所に座っていた

母親が小言をいう
父親がだまってテレビをみている
そんな普通の家庭に
憧れる私の目の前に

この時期しか売られないんですよ
売り場の女 ....
片足で立っていればぐらぐらする
次の一歩が決まらないから
足の下の景色を
ちゃんとみようとおもった

むかってゆく方向に
風がふけばいいのに
どうしていつも前からふくのだろう
試されて ....
秋の山肌は
あかときいろにゆれている
思ったより悲しくないらしい

少し風だけが
さみしがりやで
いつのまにか心の中にまで
ふいていた

長袖の人と
半袖の人の同居で
季節のあい ....
制服は重かった
着る理由も教えられないまま
私たちはだれもが脱げなかった

なにかというと並ばされた
振り向いて
目があうことがこわくて
ホントウノコトがほしくてたまらなかった

大 ....
老人ホームでは
いねむりするひとが多い
あっちで うとうと
こっちで こっくり
いっしょうけんめいに
ねむっている

そのしずかな風景は
さなぎの待機のようだ
白い髪にときが重なりあ ....
夢みるために生きている
ひとは

かないそうもないといいながら
かなえたくてたまらない

うたうためにうまれたひとと
きくことにすぐれたひとは
空間をうまくシェアできる
かげをつれた ....
今日の新聞の隅々まで読む
いまここでなにが起こっているのか
私の足元を確かめる

外に出て
花に木に雲に空に
あらためて挨拶をする

ありがとうと
よろしくを

私 うまれたよ
 ....
田舎はかびくさい
亡くなった人のバイクが道筋に置かれたまま
それになにも言わずに暮らし続ける
庭の木は森のよう

思い出の中にもどされ
教室の落書きみたいに
なぞられる
そんな存在にな ....
小さな男の子と
女の子だった私たちは
なかみだけそのままで
古びてしまった

雨にふるえている
きのえだをみても
語り合ったりしないで
すれ違うばかりです

探し物はたがいの
胸 ....
なんにでも
おさまるべき箱があるのなら
透明な箱にいれてください

透き通る
部分をきれいにするために
明るい道を歩くことにしますから
泣くことに努力はいらない
笑うことにも
泣かないことにも
努力は必要だ

雨がふったといっては
泣いているかえるのように
ほんのりうれしさをまじらせながら

女のなみだは
意味がな ....
小さな花が
音も無く咲くとき
小さいなりの輝きがあるだろう

太陽は
惜しみなく笑顔を贈るだろう

私たちは
知っている
どんな花も魂をゆさぶると

小さい花は
小さいことを
 ....
いっぱい仮面をもってるよ
そう言ったら

そんなんみんなやろ
そう言ったね

いつのまにか桜が満開で
ふる雨に未練もなく散っている

雨と桜の花びらは
けんかもしないで散っている
 ....
虹はいいな
たったの七色で人を幸せにする
虹の端と端を
想いでつなげたら
希望の円になって
七色にかがやく
地球になればいいな
開けないドアの向こうに
なにがあるのだろう
開けないからこそ
それはそこにあると思う

そんな風に私は
期待をいつももっている

夜を少し
手のひらであたためながら
そっと朝にかえ ....
ちょっといい歌詞のうたをきく
サビの部分だけ
なぐさめられればそれでいいの
覚える気なんかないの

だれかのためとか
優しさとか
生きる意味だとか
そんなの関係ないだとか
そんな現実 ....
ストーブの上にやかんが乗っていて
シューシュー白い湯気があがって
そんなお湯で淹れるコーヒーを飲みたい
できれば君と一緒に

お正月の神社で焚き火にあたるみたいに
顔が真っ赤っかになって
 ....
木々をゆすって風がないている
寒空の中 星は全力で輝き
比べるでなく
心のままに 惜しげもなくひかる

あしあと残しあるこ
昨日へ続く跡は
だれもたどりはしないけど
道しるべになるよに ....
あきらめる
あきらめない
いくら言葉にしたって
変わることのない現実

春はまたくるよ
そう言う君

だいすきな桜の木の
並木道今は寒くて
うつむいてばかりの私も
春になれるかな ....
すきな言葉は
うん
です
うなずいて
受け入れて
それができるときの
自分は
静かな海のようで
少しすきになりました
人は
手から他人になる

あなたがあなたの顔を
隠すためにその手を使う時が
私たちのはじまり/他人への

ますます遠くなる
あなたの声のでる場所を
凝視しなくなった私は

それよ ....
挨拶のできない子供だった
人の顔色をみていた
それでもいい
そうあなたに言える
同じ目をしたあなたの
かたい背中に
小さく震える羽がある
飛んでいいよ
あたしもここまできたんだよ
冬 ....
空から垂れるものは
何本の線ですか
すがるも はなすも
自分次第でしょうか

君はゆるやかな
さかをのぼっている
私はその背中を押したいけれど

おまえはおまえの…
そうきこえるき ....
もう一度と
願う君の横顔を
遠い私はおぼえよう
海が壊れた日を
忘れない私たちの
手がどれだけよごれていようとも
互いにだきしめあいながら
私の知らないうたを
あなたが口ずさむのがくやしくて
気をひこうとしたけれど
やっぱりやめました

あなたがあなたのことで
いっぱいいっぱいになっていて
それを受け止めてくれるのが今は
 ....
去年からやってきた水で
シャワーをあびました
私の皮膚がはじいた水は
いったいいつへゆくのでしょうか
容赦なくすぎる日は
わたしたちのあらゆるものを
減らしていきます
私たちもまた
食 ....
しょくぱんみたい
なんにも塗ってないときは
そっけないぽそぽそです

赤いジャム塗って
どきどきおしゃれでしょ

はらはらオレンジマーマレード
波打つバターは貴婦人風

そこにある ....
世の中がすきと嫌いの
ニ色だったら簡単だけど
その分あじけなくなるうすっぺらいね

大丈夫って言葉が軽くて
あたしの口がぱくぱくするの
君が言うはずだった言葉も
とんでいっちゃった

 ....
無理に考えて
こたえをだすけど
それ大抵はマチガッテル
それはアッテル

無理にいそいで
もどろうとするけど
それいつでももう遅い
それもアッテル

悲しい時間は
すぐ思い出すの ....
たまさんの朧月さんおすすめリスト(66)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
食うか食われるか- 朧月自由詩1012-10-23
りんごの夢- 朧月自由詩912-10-12
風は前から吹いている- 朧月自由詩712-10-9
夕焼けの海- 朧月自由詩1412-9-27
秋の校舎- 朧月自由詩912-9-25
しずかな午後- 朧月自由詩9+*12-9-5
いい夜の空- 朧月自由詩1712-8-28
誕生日の朝- 朧月自由詩612-8-20
帰省中- 朧月自由詩712-8-13
こどもはしっている- 朧月自由詩912-7-12
透明な箱- 朧月自由詩312-7-10
ないたかえる- 朧月自由詩8*12-6-29
小さい花- 朧月自由詩1512-6-27
はらり雨- 朧月自由詩312-4-11
七色の地球- 朧月自由詩512-3-31
孵化- 朧月自由詩9*12-3-24
音のないうた- 朧月自由詩312-3-13
インスタントコーヒー- 朧月自由詩212-2-19
冬の星- 朧月自由詩612-2-9
桜道- 朧月自由詩212-1-29
うんの海- 朧月自由詩112-1-22
正直な手- 朧月自由詩712-1-18
冬の少女- 朧月自由詩312-1-12
今日の空- 朧月自由詩512-1-6
ともだちのかお- 朧月自由詩612-1-5
かえり雪- 朧月自由詩312-1-4
流れる希望- 朧月自由詩712-1-1
しょくぱん- 朧月自由詩911-12-28
ニ色刷りの本- 朧月自由詩211-12-20
えらいえらい- 朧月自由詩111-12-19

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