不可思議と呼び捨てるにはまだ早い
猫の目うるる、美しいよる


いくすじも星をえがいてよるが降る
ふたつ並んで揺られあう尾に



滅びても興り続けた王国をたどり違える満月の ....
生まれては消えてゆきます片恋は炭酸水の泡の数ほど

もくもくと瞼の裏に夏の雲夕立のあと虹ふたつ

遠雷におびえる硝子風鈴の母を呼んでるかぼそき声

はてしなく走る草原夏の日の思い出は今ポッ ....
《宿題は涼しいうちに済ませましょう》 お前の胸は痛むだろうな


ぢあぢあと蝉が鳴くのを外に聞く お前の胸は痛むだろうな


世を嘆き人を憎んで夢の中 お前の胸は痛むだろうな

 ....
放出された 夏の、
取り扱いをあやまった空から
束ねられた雨が落下する
世界はまだ、はっきりとした輪郭を持っていて
ぼくも きみも それを知らない 


ウィリー、ウィリー、
なぎ倒さ ....
水がうろたえていた
「レセプタがないから、レセプタがないから!」
額から汗がぽたぽた落ちて
やり場に困ったように腕が
頭を抱えるそぶりを見せたり
突然ひきつけを起こしたように首が
一般的に ....
システム関連スレ3
[101]片野晃司[2007 06/06 07:15] 
>ユーザー番号、ハンドル名
>文書番号、投稿者のユーザー番号、投稿日、タイトル
>ポイントを与え ....
鳥のため
おおきなおっぱいが
ほしいとおもう
春さかり
右のほうが
小さいと気づいてから

左おっぱいの下に
空袋があって
そこに鳥が棲む
とっととっとなくつがい
一羽とびた ....
スプートニクという鉄の塊が
かつて 一匹のライカ犬と 
七日分の酸素と水
わずかな食料と 強い願いと 
未来への可能性を積み込んで
秒速8kmで地球の外に放り出され ....
「反対の階段下で待っています」
あなたの胸に蝶々が降りる



右耳に雫が一つ落ちるから、ワインのコルクは赤く染まる


幸せを謳う詩ならどこまでも響くものだと信じてたけど


 ....
Ser immortal es baladi;
menos el hombre, todas las criaturas lo son, pues ignoran la muerte;
lo  ....
さよならは青い背もたれ始発にて四月の夢を温めにいく



アンニュイな晴間が秘める春雷に片目をとじて君を待つ午後



ないしょです。星くず燃える屋根裏で子猫と愛し合った日々など

 ....
弱ってた犬がいたので、蹴り上げました。
婆さんが道に迷ってたので、財布を盗んで手っ取り早く崖から放り捨てました。
コンビニのバイトのお姉さんが可愛らしいので、{ルビ輪姦=まわ}してマグロ漁船に放り ....
   子供じゃないから帰らない
   (まるで子供のようだ)

 室内だから

     ちなみにいつまでマスクをし(以下雑音で聞き取れず)

たしま経を折曲余紆   なかなかの
紆余 ....
 二年前、私は仕事を終えると毎日病院に通っていた。
 夫を車椅子にのせ、夜の病院内をさまよった。病院から出ることができないなら、せめて外気にに触れさせてあげたいと思った。
 屋上テラスの扉は鍵がか ....
「風は手で漕ぐよりも速い。」
と聞いていたが、それよりも
はるか先を行っていた。
小川を下る空のボートは―
かつて、ルーレットに記された言葉のみを使って
死ぬまで日記を書いたという
狂人た ....
         ヘマタイト  夢で見たレ  紅柱石黄色  淡緑四月の
         メタルに光  モンクォー  や緑や赤に  音楽聴いて
         る密やかに  ツ色の花二  見えま ....
いつもより青い
そんな空の表情を
今日は違うばしょで
あの子と歌った
あの子が歌うと
空は笑い
あの子は風だと
密かにおもった
ぼくはあの子の
小さな笑顔が
すてきだともおもった
 ....
ターミナルに出ると
うす青い空が広がっている
通りは車で渋滞していて
そのまんなかでは 赤信号が
意味をさがしながら
点滅する
帰らなければ、と漠然とおもっていた
帰ろうとするその方角を ....
{引用=その靴は履かないけれど捨てられないロボットの足音が聞こえる}




バイテクで創った人魚抱きかかえ海へ駆け落ちロボットの恋



風俗に生身の女消え果ててロボット小指を切り ....
春風がごうごうぴゅーとやってきた激しいような優しいような



雨降りの急行列車に花びらが季節はゆっくりゆっくり過ぎて



北からの夜行列車はトンネル出すれ違ったよ桜前線


 ....
 雲ひとつない



   ここはグラスの底


{引用=


        では次に、炭酸水をきちんと測って
        フラスコにいれましょう。さあさあ
       ....
油染みだらけの記憶のわら半紙提出期限をとうに過ぎ去り




透明なグラスの底を目にあててきみの星座を見る白昼夢




あの夏にきみが投じた問いかけのこたえをさがす 波のまにまに ....
息を 
わたしたちは潜めて 
東の空の彼方から 
春がやって来るのを 
待ち侘びていた 

夜明けに 
うすい紫の風が
わたしたちの 
頭の上を撫でながら 
通り抜けてゆくとき ....
 以前から思っていたのだが、恋愛というものは詩のテーマにするにはあまりにも難しいものではないだろうか。それなのに、やすやすと恋愛をテーマに詩を書く人が多いのは、僕にとっては疑問である。恋愛詩を書くのは .... 「 ツァオベラ  あの  真っ白い世界 」





 わたしはその日も一斤のパンと砂糖水を摂った
 目の前で食卓の隅が何枚もめくれているのを見ながら
 なにかを話そうとすると、その度 ....
ふと遠いところへ行きたくなる

通過電車に手をのばせば届きそうで届かない
本気で身を乗り出すと本当に連れ去られてしまうから
「危険ですから、黄色い線の内側までお下がりください」
というアナウ ....
あの頃、君に告げられなかったことを今


 ***


ねぇ、君
冷やし中華を誰よりも早く始めたいの、とはりきる君の姿が僕は好きだったんだ



ねぇ、君
扇風機の首フリに合わ ....
十二番目で
いつも言葉を間違えてしまう君は
その次の交差点では
左折ばかりを繰り返している
東京
狭い夕暮れで
夢から覚めたばかりの抜け落ちた体を
ついでのような角度でドアの隙間に潜り込 ....
入院してる友達のために折ってるのと
その子はちょっと淋しそうに

鶴を折っていました

それを手伝おうと
わたしも折ったのですが
できあがった鶴の
羽を広げようとしたとき

その子 ....
わたしは、ほんとうは楽譜なのです
と 告げたなら
音を鳴らしてくれるでしょうか
指をつまびいて
すこしだけ耳をすましてくれるでしょうか
それとも声で
わたしを世界へと放ってくれるでしょうか ....
たにがわRさんのおすすめリスト(63)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
◆美しいよる- 千波 一 ...短歌17*07-8-1
思い出- 小川 葉短歌707-7-27
お前の胸は痛むだろうな- 鳥獲短歌9*07-7-22
ウィリー、ウィリー、きみの名は、- 望月 ゆ ...自由詩44*07-7-14
水のこと- 一般詩人 ...自由詩4*07-7-2
ポイント獲得の傾向と対策- 青色銀河 ...散文(批評 ...1707-6-10
春とおっぱい- 田代深子自由詩12*07-6-9
放課後の音楽室からのピアノの音と想い出の中の時間の流れ方は良 ...- 我辣波饅 ...未詩・独白207-6-7
あさきゆめみし、知らない街で- 士狼(銀)短歌8*07-5-30
夕日- 水在らあ ...自由詩54*07-5-20
さくらさくら- まほし短歌17*07-5-17
やさしい風- ひろっち自由詩1+*07-4-1
断片ノート- 鳥獲自由詩4*07-3-18
そのとき「詩」は私を救わなかった- 渦巻二三 ...散文(批評 ...28*06-11-15
ボート- プテラノ ...自由詩5*06-11-6
______________________鉱物標本- ふるる短歌15+*06-6-7
空の歌- 蓮見自由詩206-4-17
終着、そこからの- 望月 ゆ ...自由詩2206-4-11
ながしそうめんリフレイン(ロボ短歌)- ふるる短歌11*06-4-4
ながしそうめんリフレイン_とおまけ_(桜の季節)- ふるる短歌12*06-4-2
ソオダ光- ふるる自由詩10*06-3-29
教科書を、閉じる- 望月 ゆ ...短歌37*06-3-6
春はあけぼの- 落合朱美自由詩4006-3-3
恋愛詩の可能性- 岡部淳太 ...散文(批評 ...17+*06-2-18
ツァオベライ- 嘉村奈緒自由詩11*06-2-16
夜の地下鉄は海の匂いがする- ベンジャ ...自由詩53*05-8-31
君に宛てて- Monk未詩・独白187+*05-8-29
トーキョータワー- 霜天自由詩4305-7-12
千羽鶴- ベンジャ ...自由詩68*05-7-3
アンダンテ- 望月 ゆ ...自由詩53*05-6-19

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