すべてのおすすめ
わたしを見ている
あなたのネクタイが
少しだけ曲がっているのが
気になって仕方がないけれど

愛しさが憎しみに変わる瞬間を
型に流し込んで作った
わたしの細すぎる指先は
ディスプレ ....
自分が木螺子だと気づいたのは
空の水が全部落ちてきたような
凄まじい雷雨が通り過ぎた後だった

公園のブランコの下の水たまりに
たまたま自分の姿を映した僕は
ほんの少しだけ驚いた

で ....
テンションが上がってくると
ヂっとしていられなくなって
後先見ずに飛び出してしまう
僕のやんちゃな意識は

行き当たりばったりに
モノやヒトにぶつかって
喜怒哀楽を撒き散らしながら
僕の内側を言葉 ....
とりとめのない物思いに
舞い降りた芳しい栞
見上げた梢から零れる
オレンジ色のはにかみ

とりとめもなく高い空を
自由飛行したがる意識
ゆるやかに誘うような
オレンジ色のためいき

眉間に堰き止めて ....
この世のうわずみを
あらかた舐めてしまった

僕は

もう

面白がらなければ
何も面白くないし
欲しがらなければ
何も欲しくない

この世のうわずみは
どれも同じような ....
<スクリュー・ドライバー>


時間のネジを緩めたら

傷ついた過去が星空になる

空間のネジを緩めたら

縺れた風景が花園になる

無色透明のネジ回しで

日常の窓枠を ....
連休の飛石に
ぽつんと取り残された
ニュートラルな朝
激しい雨と雷鳴に
追い立てられるように
夏は逝った

あまりに唐突に
ぽろんと吐き出された
肌寒い空白
断末魔の雨音と
 ....
ビルディングに
夕陽が飛び火して
鉄とコンクリートに
ほんのひととき
しょっぱい血が通った

ビルディングの
かりそめの心臓が
眩し過ぎたから
思わず目を細めて
微笑んだような顔をした

夕焼けが
 ....
掴み損ねた春
踏み外した夏
逃げ切れなかった秋
静かに翼をたたんだ冬

幾つもの季節に晒されて
すっかり角の丸くなった
色とりどりの記憶を
ひとつずつ口に含む

もう何処も痛くはない
もう何処にも染 ....
空の青と
花の赤を
重ね合わせた
君の可憐のマゼンダを
追いかけ過ぎて
森の緑を彷徨った

森の緑と
空の青を
擦り合わせた
僕の弱虫のシアンを
飼い馴らせなかったから
花 ....
真山義一郎さんのnonyaさんおすすめリスト(40)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
マネキン- nonya自由詩14*10-11-27
木螺子- nonya自由詩22*10-11-12
蛍光灯- nonya携帯写真+ ...9*10-10-26
金木犀- nonya携帯写真+ ...17*10-10-11
ぽつり- nonya自由詩23*10-10-2
NON`S_BAR_<_1_>- nonya自由詩9*10-9-27
夏は逝ってしまった- nonya自由詩8*10-9-23
夕陽ビルディング- nonya携帯写真+ ...12*10-9-15
金平糖- nonya携帯写真+ ...6*10-9-6
補色残像- nonya自由詩16*10-8-28

Home 戻る 最新へ
1 2 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する