成城石井で食材をどか買いして
カラオケにいって
てきとうにBGMをかけながら
鴨のローストやよつ葉のヨーグルトや無花果のお菓子を食べて
ぼくは尾崎豊を歌い
あなたはカントリーロードやトムソー ....
優美な残酷さと


いち秒を刻む粒子を注いで



それは過去でなく、


飽和された熱核を
幾夜にも渡り積み上げた


反映と対象するホログラム




世界は
あなたの為に夢を観て



 ....
絶望を
赤裸々に泣き
その裏で
レスを待ってる
自分が嫌い
すみません。
っていや何を謝ってるかは定かじゃないんですが、喋り出しと喋り終わりにすみませんって言うのが癖なんで、すみません。
今頭ん中が天地創造みたいな状況でしてね、って書いてみて、私、自分が天 ....
おはよう

おはよ

オルゴール壊れた

あの音色は二度と戻らない

今日、何すんの

何もしないの

だって暑いんだもん

真夏の海岸を少年が駆けてく

アクセルを踏 ....
三角方眼定規で
下くちびるを切った
風が薫って
夏草が
指から
ほどけていった

立体裁断で
ドレスを裁つ
いつだって
晒されぬままの布に
踊り
今はおそらく
泣いている
 ....
どこまで行っても札幌だし北海道だし日本だし夏だし六時だしお腹は空いてるし
なんにも変わるわけがない

皆はこれから何があるんですか?
楽しい事ですか?
悲しい事ですか?
私には何にもありま ....
おなかがへったら たべればいいよ
そこにパンケーキがあるでしょ
あそびたいな まだ あそびたりないんだ
かえったらすぐ ふとんにダイブしちゃうくらい
それでもまだ あしたがこなくなっちゃう ....
きれいな空があるって知っていても
それをいつも忘れている気がする

空が街に沈んで街が空に昇り
そうやって今日が終わろうとするとき

おだやかに眠るための記憶が
きりりとした感 ....
話せば判る

夫婦喧嘩した際、父が母に言い放ったような

パパとママ、どちらが好きなの
そんな母の発した答えようもない問いかけに弟と私
布団のなか、ひたすら息を潜めるばかりで

話せば ....
わたしのことばが
唯一のものではないと知っている
幾千万の文字列を従えて歴史は動いている
止めどない比喩の群れを追って
捕まえた星のひかり
何億光年も前に息絶えたいのちの尊さを
思い出して ....
まばらに差し込む光
手をくぐらせ
ぬくもりを確かめる

朝はやってくる
だからこの胸の不安も
いつしか消えていく

横に眠るあなたの鼾が
何よりも
何よりも煩わしい

近しい人 ....
僕が持っている定規は
真っすぐな線が描けない
真っすぐな線を描くには
その定規の真っすぐな部分
それはほんの小さな部分しかないのだけれど
そこをずらしながらでないと無理だった
 ....
いくつかのいろをならべてかきまわし 何も塗らずに雨をながめる

ためらいを 固めたような白い空 てるてる坊主を逆さに吊す

はげしさもやさしさもせつなさもなく とまどう甘さばかりが目につく ....


車は停まり
人は進む

車は停まって
足は歩いて
手はそよいで
目は泳いで
思考は羽根をつける

時計を読み流して
ショーウィンドーを見過ごして
雑踏の中で溺れかけ ....
気付いたら
ダムが幾つも
出来ていたんだ
必要なのかどうかも
分からないような
そんなダムばかりが

川はすっかり干上がって
何も流れていなかった
もしかしたら
 ....
その目線に合わせて見る
すると犬の視線は地面が七割くらいだったりして
とても驚くことがある

鳥の視線は高くて見られないので
飛行機に乗ってみる
パイロットはどんな夢を見るのだろう

 ....
水が溢れ 川になった道に 金魚を放したら 里に帰るかな



ぱちぱちと 雨は窓を 叩くけど ごめん今日は 遊びに行けない
振り返る。
眺める。
優しいのに
なぜかさびしいあなた。

手に持ったそのショートケーキに
一筋の涙が落ちてしまって。
買い物カゴいっぱいに
掻きむしりたくなるような
そんな怒り。
 ....
もめんの色
出会い
かりそめ

息をつく
蒸気をとおして
戻すつながり

熱さまし
衣ずれ
目的地

季節と、契る
ちらばった雲に
指をさして
「こんにゃくゼリーの会 発足!」

ある日突然
それはひとつのテロ、いや革命だった
「老人と子供にはあげません」
と貼紙をして
こんにゃくゼリーたちが檻の中に閉じ籠ってしまったのだ

 ....
かぜのつよい日に
まどを開け放して
ねそべっている

ちいさな
こどもたちは
光の輪を抱いて
右から左から
上へ下へと
舞い上がっている

雨は
そのうち降るだろう
月が ....
ばいばーい
ばいばーい
ばいばーい
ばいばーい
重なり続ける子供たちの声

君たち
ほんとにばいばいする気があるのか
ものすごく元気いっぱいで
まだまだ元気いっぱいで
そんなに元気 ....
皮肉なものですね

愚痴をこぼしたくなるとき
その愚痴を聞いてくれ人は
愚痴なんか聞かせたくない人だったりする

遠まわしな言葉が
あなたの
うんうんという相槌とともに
だんだんと本 ....
あたしは
きょうも あなたの
匂いのする
あたたかいぬるま湯のような
ベッドの中で
ウトウトと眠った

下腹にくらった
鈍いキミのパンチは
じわじわときいてきて

気がそぞろにな ....
 
 
セーターを忘れたことを思い出す
戻るべきか残すべきか


その部屋がこの部屋になる君の部屋
あのセーターが君の部屋着に


レコードも本もおかしな置き物も
君の部屋に残し ....
にゃあにゃあ鳴いて、あんたええな
可愛がられて撫でられて
あんたの手ぇな、
欲しい言う人よう見るよ
みんな忙しそうやなぁ
誰もあたしを見てくれへんわ

なぁ、どこ行くん?
あぁ
あん ....
キミはあたしと
離れたがっている

思い出がいっぱい
ならば 会いにくればいいじゃない

諦めたわけじゃない
ならば 諦めなきゃいいじゃない

男は嘘をつく
女も嘘をつく
詩人も ....
バイトが終わって
バスに乗って
電車に乗って
自転車に乗って

家まで帰って
晩御飯を食べて
煙草を吸う

今日は彼に
メールアドレスを聞かれた

紙に書いてこっそり渡してくだ ....
あなたが
黄色く話していると
楽しくさせますね

でも
黄色ばかりだと
かなしくさせますね

カナリヤ、ハンカチ、スマイル、

あなたが
胸にもっている黄色
黄色の水たまり
 ....
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