すべてのおすすめ
時間が揺れるのは
重力の影響によるものです

人生が悲しみばかりだと思うのは
幸せがすぐそばにずっとあるからです

身体の外には未来があって
身体の中には過去があります

生まれた事 ....
やあ!久しぶり!!
いつ以来かな?5年ぶり?とか??
アナタがATMキャッシュディスペンサーから
恥ずかしそうに出てくるのを見てしまって
思わず、僕も目をそらしたよ!

家を出た ....
当たり前のことなんてひとつもありはしない
なのにすぐに忘れてしまう
順番なんかではないのに

シーソーみたいな上下運動に
慣れてしまって駆け引きするの
人の大事な心まで
量り売りするよな ....
君は見ただろうか

無限の空白を吸い込んで
膨らみ 掠れる 闇

戯れに歪んでみせた数直線は
誰の目に留まることもなく
いびつな形をよじらせる
ホルマリン漬けの瓶の中

影の記憶が ....
言葉にならないものたちが
わたしのわたしをいっぱいにして
あふれるほどにふくらむと
のどの奥をつまらせる

やせ細ったからだみたいに
葉をおとした木の枝がゆれている
春は近いというけれど ....
 
 
待合室のソファーで
男の人が傘を差していた
空が見えないから
屋根に気づかなかったのかもしれない
名前を呼ばれ
男の人が立ち上がった
傘を丁寧に閉じて
今日はひどい雨ですね、 ....
静かなまま今日が終わり
朝になってゆくことに慣れて
季節だけが変わってゆく

続いてる命の呼吸
私もどこかへゆくのね

変われないことに泣き
変わることを目指しすぎて迷う

ありの ....
ツバメグリルにはいちねんにいちど行った

いちねんにさんど母と会っていたのだが

そのうちいちどはツバメグリルでだった

ぼくと妹の誕生日がちかかったから

そこで母が祝ってくれたのだ ....
言葉にしなくてよいことを
言葉にできるものだから
煙のないところにも
火がたちます

おだやかな夏の午後
もしわたしがいなかったなら
空も落ちてこなかったのに

夕立
 ....
ある暑い夏の日の午後だった
座って化粧をしている君を見てた
寝たまんまのふりをして
僕はただ眺めてた

テレビドラマにはならない
つまらない結末
何の展開にもつながらない
どうしようも ....
たくさんのひとの中にいて話していると
からだがだんだんうすっぺらくなる
笑ったり怒ったりしている人たちのなかで
からだがだんだんうすっぺらくなる
頭のなかに大きな丸をえがいて
からだがだ ....
一段、一段、階段を上がると
わたしはその分、地面から遠ざかる
足元にはおもちゃみたいに小さい車、ひとびとが
忙しそうに動き回っている

こんなに狭いのに、都会では
あっちで ....
真っ白な 
掃除機を
眺めては
何もせず
かといって
洗濯もせず
飯だって
宅配ピザを頼んで
そんな風に
君の
ぐうたらな一日が
過ぎてゆく

目の前の
紙くずを
ゴミ箱 ....
陽射
大きな橡の緑
葉に反る光と陰
春になる
過去に捨てた春になる
輝く線路に支配される列車の様な
敷かれた道を進む美しい塊になる

窓には冬から帰った命が開いている
線路沿いに ....
コンビニの
100円スイーツを食べて
心に膜を張る
むき出しのものに
触れないように
誰のせいでもないことを
誰かのせいにするみたいに

のどがかわいたって
いつも用意されている
 ....
人は飛べないから
歩かなければならない
羽がないから言葉がある

人の行き先は
未来なんかじゃない
人の行く先は結果という街

理由探しを立ち止まる方法にしたとて
ないものはないから ....
 

耳が遠くなった
もう手が届かないところまで
痒くても
かくことすらできない
 
耳は更に遠くなっていく
遠くなるにつれて
聞こえるようになった
知りたかったこと
知りたくな ....
TVから放たれる
善意の矢が
ぼくらの心に突き刺さって
傷口からどす黒い
裏腹な悪意が流れ出したら
心の中には
触れることのない暖かい涙が
満ち溢れていくのか
そうだとすれば
 ....
「どこかにいきたい」と
ふいにあなたはいった

ぼくは
「どこにいきたいの」と
あたりまえのようにきいた

「やさしさのあるところ」と
さびしそうにあなたはいった

ぼくは
「こ ....
ぼくはひたすら逃げたんだ
あの夢のときのなか
すべての安住と
厄介なことたちを捨てるために
ぼくは何者でもなく
ぼく自身でさえない
ただのヒトになるべく
すべての日常を捨てて逃げたん ....
すきなことをかくのに
理由なんかいらないよ
君は笑うのね
ないているのに

すきなことをするから
嫌いにならないで
わがままはわかってた
だから仕方ない

すきってなんだろ
言葉 ....
耳を澄ますと何かが聞こえる
遠くで何かが聞こえる
近くで何かが聞こえる

透明な糸で繋がってる
たくさん繋がってる
たくさん{ルビ解=ほつ}れてる

辿れば辿るほど 道は険しくなるばか ....
休日の昼下がり散歩道
いつも見てた筈なのに
見えてなかった景色達

空き地の小さな畑や
柱の影に隠れた古看板

見える物は 見る者の
速度で変わるのだろう

速く動けば彼方の物を
 ....
澄んだ心
混じりけのない
気持ち
素直な気持ち

意地を通し
足を踏ん張って
敵に応対して
平和を取り返す。

美しいものを
美しいと言う気持ち
美味しいものを
美味いと言う ....
メールするのはこっちから

会話をするのはあっちから

釣り合えているようで

臆病なのは僕の方だった

逆にもなればいいなんて

授業中に上の空を飛んでいる
 
 
掌に雨が降る
小さな水溜りができて
魚たちが泳ぎ始める

両方の手で精一杯の
くぼみをつくる
それでも水や魚は
溢れ出してしまう

途方に暮れているうちに
いつしか雨は ....
ひとを

きらいになるのは

とてもやさしいことだけど

ひとを

すきになるのは

ひどくむずかしい

むずかしいけれども

やさしいこと
ほら 深呼吸するみたいに

ゆっくりと吐いて
おもいきり吸いこんで

どんなに深いところにいても
どんなに重たいものを背負っていても
水底から見上げているだけじゃ
ただ苦しいだけだって ....
幾つも重ねた姑息な戦闘
僕らの毎日が戦争で
喉奥に仕込んだ弾道ミサイルは
今か今かと、発射の合図を待つ

いつも人は孤立の戦者
唯一仕込んだ弾道ミサイルで
朝起きた時点で、臨戦体制
ま ....
自分の為に
詩を書こう
可愛そうな
自分の為に

とか
思った事もあったけど
やっぱ俺
疲れてしまって
しんどそうな
そんな人達のことを
クスッと
小さく笑わせたい

それ ....
甲斐シンイチさんの自由詩おすすめリスト(81)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
死なない蛸の殺し方- 村上 和自由詩911-3-1
2,000円札- subaru★自由詩8*11-3-1
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待合- たもつ自由詩711-2-27
おかたづけ- 朧月自由詩311-2-26
いちねんにいちど- 吉岡ペペ ...自由詩311-2-26
空の青さが眩しくて支えきれずに- 小川 葉自由詩5*11-2-26
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だんだんうすっぺらくなる- はるな自由詩511-2-20
空中散歩- ________自由詩3*11-2-20
ひどい一日- 花形新次自由詩8*11-2-20
「太陽と言うプログラム」2009-03-03_12:03:3 ...- プル式自由詩711-2-19
アイスコーヒーの日- めー自由詩611-2-19
進化- 朧月自由詩411-2-18
遠くなる耳- たもつ自由詩411-2-18
善意- 寒雪自由詩111-2-18
やさしさのあるところ- ベンジャ ...自由詩10*11-2-18
ただのヒト- シホ.N自由詩2*11-2-17
理由はいらない- 朧月自由詩211-2-17
糸電話- subaru★自由詩5*11-2-17
立ち止まる- 佐倉 潮自由詩211-2-16
パピオン- ペポパン ...自由詩5*11-2-14
空想少年- 秋助自由詩111-2-13
水溜り- たもつ自由詩611-2-12
やさしいこと- マフラー ...自由詩2*11-2-12
「息継ぎ」- ベンジャ ...自由詩5*11-2-12
孤独の戦車- 逆鱗社長自由詩211-2-9
自分の為に- 和田カマ ...自由詩4*11-2-9

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