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凍えた体を温めてくれと願ったのは、あたいの罪
躊躇なく温めてくれたのは、あなたの罪

そんな罪を、微妙なあたいたちは愛とよんだ


 
 
あっちゃむいて、ほい! あっちゃむいて、ほい!

たまには向きおうてもええんちゃうん?

こっちゃむいて、ほい!



 
 
アン・ドゥ・トロワ アン・ドゥ・トロワ

壊れたトウシューズをどこかに置き忘れた少女がひとり、漆黒の夢の中

そしてその静寂がわたしにまとわりつく



 
 
オラオラオラァ!

モダンで薄っぺらな靴なんて目じゃねぇ

ちびて薄汚れちゃぁいるが、これが歩み続けたおいらの勲章でぇ




 
 
あたいの前には、立ち入り禁止

あんたの前には、Uターン禁止

標識、ちゃんと見てよね!



 
 
想いの珠がふくらんだり、しぼんだり

どっくん どっくん 鼓動する


あたいは、生きる



 
「kakidashi」は、小説や散文の書き出しがランダムに表示されるサイトだ。
羅列された「書き出し」には何の意味もないが、詩的にみようと思えば、何かそれなりにみえるかもしれないと思えてくる不思議さ ....
 
ちっちゃな{ルビ削げ=そげ}

いつの間にかウチの一部や

そやから、ときどき、チクリ、チクリ、



 
「削げ」の意味
 1 竹や木の端の削がれたもの。また、それが皮膚に ....
 
やさぐれた町に、カップ酒の男がひとり

あまりにしっくりしていて、存在すらわからない

そのポケットに色あせた息子の写真があるなんて誰も知らないし、興味もないことだ



 
 
しまったって感じで今頃朝顔が咲いた

いいんだよ

夏を閉じこめた種はまた蒔いてあげるから



 
 
心に夕陽が沈むと

満天の星

ことばたちがキラキラと



 
 
赤い糸があるなら

断ち切りたい

だって、自ら紡ぎたいじゃないか




 
携帯をにぎりしめる手がかじかむ頃

うちのハートも西高東低

はよかけてこんと、もう知らんよ



 
思い出の扉は

天瓜粉

慈愛に満ちた、そんな日々
公園でタバコをくゆらせていると

大胆不敵な白いヤツがやってくる

ニャンと甘えた声で



*平成22年3月 詩集「十二色入り」より
空丸ゆらぎさんの殿上 童さんおすすめリスト(45)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愛とよんだ- 殿上 童自由詩22*12-12-16
あっちゃむいて、ほい!- 殿上 童自由詩20*12-12-9
アン・ドゥ・トロワ- 殿上 童自由詩15*12-12-2
オラオラオラァ!- 殿上 童自由詩24*12-11-24
標識- 殿上 童自由詩14*12-11-13
生きる- 殿上 童自由詩22*12-11-5
kakidashi- 殿上 童おすすめリ ...11*12-10-30
削げ- 殿上 童自由詩19*12-10-29
男がひとり- 殿上 童自由詩21*12-10-22
しまった- 殿上 童自由詩23*12-10-14
満天の星- 殿上 童自由詩26*12-10-4
紡ぎたい- 殿上 童自由詩28*12-9-27
知らんよ- 殿上 童自由詩9*10-12-19
天瓜粉- 殿上 童自由詩8*10-8-18
ニャンコ色- 殿上 童自由詩10*10-7-23

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